畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載193「クレソン」(その3終わり)

2019-04-21 05:12:05 | 野菜

 こんな風にいくらでも採れました。


        クレソン(その3終わり)

 始めは心細いように見えるほど成長を見せなかったクレソンも、

暑い夏も終わり秋風が吹き始めるころに目覚ましい成長を見せ始める。

なんと、広いクレソン畑全面を覆いつくすほどの旺盛な生命力を見せ始めたのだ。

大喜びで収穫に励み、自分の直売所「農天市場」に並べたり、取引のあるスーパーにも出荷した。

スーパーでも徐々に人気が出て、担当者が「今日はクレソンは無いのですか」と聞かれるようにさえなった。


 この話を喜んでブログにアップした所、ある日どう調べたのか全く覚えのない方から、

クレソン畑を見学させてもらいたいと連絡が入る。断る理由も無く、承知し話を聞いて驚く。

なんと、山菜栽培の本場山形県の小国町の人たちだったのだ。電話の主は小国町の出身で東京在住の方。

「見学はもちろん結構ですが、ただの水田ですよ」と、言うと「それが良いのですよ、それを見たいのです」と言う。

なんでも、故郷の小国町の人たちにクレソンの栽培をさせたかったのだと言う。


 長岡で落ち合って大型ワンボックスカーで来宅。

そのままクレソン畑に直行したが、その驚いて見てくれるさまが嬉しかった。クレソン畑を回って見ながら、

「いやいやー、たいしたもんだー」なんて言うのだから。


 その後の様子は聞かないけれど、山菜栽培の先進地だから上手くいっているに違いない。

そんな色々な思い出のクレソンだけれど、事情が変わってしまう。

気まぐれな国の農業政策で減反、転作もしなくても良いことになったのだ。

 今年から、3、4年も慣れ親しんだクレソン畑ともお別れ、

元の水田になり私とクレソンの付き合いは夢のように終わってしまった。

            (終わり)

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種ジャガイモをカットする

2019-04-21 04:47:12 | 野菜

 二泊三日の旅から帰ると沢山の仕事が待っていた。

先ずは芽の伸び始めた種ジャガイモの仮植を急がなければならない。

 

  「キタアカリ」もこの「とうや」も発芽状況は十分な姿。

大きなものは、一片が40g前後なるように切り分けなくてはならない。

 

 古いキッチン秤はこの仕事専用になりました。

ジャガイモの種類によっては、芽の数が少なくて、一片に二つの芽を残すことが難しい。

 

  種ジャガイモはダンボール箱からコンテナに移し替えていたけれど場所によって気温差があったよう。

一部は芽が伸びすぎてしまい、出来るだけ短い芽を残すようにかなりの数の芽を欠き落とした。

 

  特に先の「キタアカリ」は早生品種だけあって芽の伸びが早かったですね。

この黄色身の強い品種は「とうや」です。味が濃くて美味しい我が家の主力品種です。

 こうして、40g前後に切り分けた種イモは一日二日切り口を乾燥させてから植えます。

我が家のジャガイモの味の良さは結構知れ渡り、先日は姉の知人から「何人かで買いに行って良いですか」、

なんて注文が早々と入ってしまいました。快く引き受けさせていただきましたが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢参りの旅(その17なばなの里)

2019-04-21 04:29:31 | 旅行

 

 「なばなの里」という名前の広大な施設に入ります。

バス旅行ってこんな感じで、ガイドさんの持つ小旗に誘導されて歩きます。

 

  入場券の半券を切り取ってドアから入る。

圧倒される花々の数。でも、来場経験のある会長は「まだまだ中はもっとすごいよ」なんて。

 

  歩を進めるごとに皆さんの口々から感嘆の声が漏れる。

横の目線の高さよりも、天井から吊り下げられた花々にも圧倒されてしまう。

 

  どんな暖房システムになっているのでしょう。

南方系の植物も青々と茂り、「ヘゴ」など沖縄の奥山の様子です。

 

  右手の方には太いパイプも見えますから、暖房の秘密なのでしょうか。

これだけの広さの温室の温度を保つためのランニングコストってどんなものなのだろう。

        (続く)

 わー、記事の数が多くてアップの順序を間違えちゃいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢参りの旅(18フラワーガーデンに入ると)

2019-04-21 04:27:19 | 旅行

 会長の言葉通り、歩を進めるごとに新たな花々に出会う事に。

これだけの花をどうして期を一にして咲かせることが出来るのか不思議です。

 

 気分は南国。 

 

 沖縄のヤンバルで見た「ヘゴ」です。 

 

 エアープランツの一種でしょうか。

根元はどうなっているのでしょうかねー。

 

 

 嬉しい事にこの日の入場者数は少なく、見たいところをじっくり見物出来ました。

10連休なんてきっと沢山の入場者があり、大変な混雑になるのではないでしょうか。

         (続く)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする