畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

フキノトウを採る

2019-03-28 05:00:18 | 山菜

 一昨日は良く晴れた一日でした。

野菜用の育苗ハウスが思ったよりも早く完成したので、午後は山の畑に。まだ辺り一面の雪です。

 

 畑のはずれ、山の端に着きました。

遠く輝くのは越後三山の残雪ですが今年は山も雪は少ないのでしょうね。

 

 山の畑としたの集落とは標高差で100数十メートルです。

それだけの違いで、下の水田など雪はわずかに残るのみでほぼ消えています。

 

 急斜面である山の端には雪消えを待ちわびていたフキノトウが。

でも、スベルべの他にも酔狂な奴が居て、フキノトウは一部採った形跡が有りましたよ。

 

 スベルべママが「フキ味噌」に仕上げてくれました。

口中に広がる爽やかな香りと、かすかな苦みに春の到来を感じました。

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連載190「大根」(その2)

2019-03-27 06:05:42 | 野菜

 初雪が降ると、大根の味も一段とアップ。これを「雪大根」と呼んで珍重します。

        大根(その2)

 大根に限らずですが、日本人の勤勉さと言うか熱心さと言うか新品種が毎年のように生み出され、

在来種固定種は片隅に追いやられているような状況です。


 元来、好奇心の強い私は大根も何種類も作っている。

青首系と言うか普通の大根も「耐病総太り」と「英才」の二種類を作るのがここ何年かのパターンになっている。

どうして一種類に絞らないかと言うと、同じ青首系でも微妙に歯触りに違いがある。

「耐病総太り」は組織が粗く、生でサラダ風に食べるのにはパリパリとした食感で美味しさが増す。


 そして「英才」は組織が密で煮て食べるのには、なめらかな舌触りに仕上がり、おでん等の煮物には最適です。

種苗会社によっては「おでん大根」などと言う名前でも出ていますが、肉質は似ているのだろうとにらんでいます。

          (続く)

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白寿を祝う(その5終わり)

2019-03-27 05:47:52 | 暮らし

 この宿の特徴は各部屋にそれぞれ露天風呂が付いている事。

逗留中はいつでも源泉かけ流しのお風呂に入れるという幸せな部屋です。

 

  露天風呂の向こうには木製のブランコのようなものも。

これは、腰かけて足湯を楽しむためのものらしいですよ。大浴場も有るけれどそちらに入ったことは有りません。

 

  廊下には黒板があって、日付けと日直名が記入されている。

ほら、見て下さい。この日の日直は「アンパンマン」。翌日はきれいに消されていました。

 

  パチンコ台も元ギャンブラーのスベルべには懐かしい。

初期のもので自動化されていない形式。若い頃に随分つぎ込んだものです(笑)。

 

  若い甥、姪たちにこれは何かと尋ねると「タイプライター?」なんて声も。

これも懐かしい「手回し計算機」で、実際に使った経験のあるのはスベルべくらいでしたね。

 

 部屋と廊下を挟んだ反対側の喫茶室。

調度品なども昭和レトロ。昔をしのばせるものばかりでした。

 こうして、義母の白寿の祝いは無事に終了。

昨日も夕方大急ぎで、義母に入手した本を届けに行ってきましたが、疲れも見せず元気なお顔でした。

        (終わり)

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連載190「大根」(その1)

2019-03-26 05:20:24 | 野菜

 種を蒔いて数日。待望の発芽です。


 数粒蒔いた種から出た大根の間引きを繰り返し、最後は一本に。

            大根(その1)

  父から引き継いだ畑仕事は、定番の一つとも言えるジャガイモの収穫を終えて、

そのままその畑は秋野菜の栽培へと移行する。

秋野菜畑は春以上にその種類を増やすが、先ずは定番中の定番「大根」のお話です。


 父母が作っていた際は収穫などの手伝いをした経験しかなかった。

そして、会話の中から聞いていた種別は「みの早生」「宮重」等であり、

現在主力品種となっている「耐病総太り」は少し遅れて出来たように思う。


 小学校に弁当持ちで通っていた頃の大根は、煮物にすると独特の匂いがあり、

誰かの弁当からは必ずその匂いが立ち上っていたように記憶している。

それが、「耐病総太り」になると、その大根独特の匂いも大分薄れてきました。


 その「耐病総太り」はタキイ種苗のヒット商品でしたが、近年その会社の持つ登録商標権も消滅し、

各種苗会社が競って作り出し、会社によって微妙に違う「耐病総太り」が生まれているようです。

          (続く)

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白寿を祝う(その4)

2019-03-26 05:09:54 | 暮らし

 これでもかと言うほど 出てくる食べ物。お酒を頂く暇もない程でした。

 

  越後和牛はごめんなさい、箸を付けた後です。

 

  こちらは、一夜明けての朝食です。

南魚沼の人たちは「魚沼コシヒカリ」の本場はこちらだという自負をお持ちで、さすがに美味しい。

 

  順不同になりましたが、前夜部屋での二次会で頂いたお酒。

この酒蔵も昨年の西日本豪雨の被害に遭ったのじゃなかったかな。とにかく贅沢なお酒です。

 

 で、夜食にラーメン屋に行ったかと言うとそうではない。

これも古い店のたたずまいを再現した、廊下の一画のディスプレイでした。

              (続く)

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