畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載178「青春時代の入口」(その3終わり)

2018-11-26 05:32:23 | 暮らし

      (並んでいる友もあの世へと旅立ってしまった)

           青春時代の入口(その3終わり)

 でも、還暦の後の同級会はどうするかと言う話題になり、

70歳古希の同級会ではあまりにも時間が空きすぎ、居なくなる奴も出るんじゃないかと冗談半分、

本気半分のような打ち合わせの結果65歳で開催と言う事になったのでした。


 さて、65歳ともなると生活もそれなりに安定を見せるらしく、大人の対応って感じの同級会。

しかも、世話をしてくれた幹事の挨拶が洒脱だった。

「えー、皆さんお久しぶりです。いろいろお話したいことも多い事でしょうが、本日は年金と孫の話は無しとします」

そんな挨拶にみんなが一応に頷いて納得。


 人間還暦を越えて数年も経つとさすがに、酸いも甘いも噛分けた大人になるものだなあ。

もっとも、頭は白くなるし、薄くなるし、喧嘩や恋の話は似合う年でもありませんから。


 その後無事に5年の歳月が流れ、無事に古希の同級会に集まりましたが、

今回も会場の企画を手伝ってくれた旅行会社の担当もホテルも驚くような出席率で無事に終えることが出来た。

 その日から大雨になり、魚野川と支流を隔てる水門監視のために呼び出され、

別れの挨拶もそこそこに帰らなければならなかったのは残念な事だったが。

            (終わり)

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絶品「雪の下大根」を採る(その2終わり)

2018-11-26 04:30:09 | 野菜

 大根の収穫を始める前にポケットからカメラを取り出してシャッターを押す。

雪に覆われた隣の畑の筋は、蕎麦刈用のコンバインのタイヤ跡です。越後三山の上には奇麗な筋雲。

 

  さて、今回の収穫は「雪の下大根」です。

収穫する種類は青首系の「耐病総太り」で、雪に合わせると身がしまり、ぱりぱりとした歯触りに。

 

  大根は雪に合うと、凍らないための自己防衛本能で糖度を上げるのだとか。

これは、霜にあっただけでは実現せず、雪に対する反応ですから不思議なことですよね。

 

  まだ白菜、キャベツも残っています。これも美味しくなったかな。

白菜など、外葉をダイコンサルハムシに食べられボロボロの状態でしたが芯から再生しています。

 

  「耐病総太り」をコンテナ一杯に採り、次は赤大根を収穫。

そして、翌日の収穫に備えて、ゴム手袋をした手で「紅クルリ」の上の雪を取除きました。

 

  一面雪の原の畑を後にします。

 思い付きで、下の村が見えるビューポイントに行きたくなり、軽トラを停めて歩き出したのでした。

         (終わり)

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