畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載177「休憩代わりにゼンマイ揉み」(その1)

2018-11-17 05:16:46 | 山菜

 

      休憩代わりにゼンマイ揉み(その1)

  山の畑は崖と呼んでも良いほどの急斜面から始まっている。

あまりゼンマイ採りをしていなかった頃だから、10数年も前のことになる。

春の畑仕事をしていると顔見知りの村の男がゼンマイをたくさん採って斜面から上がって来る。


 気にも留めないでいたのだったが、ある時自分もその斜面を降りて驚いた。

なんと、畑のすぐ下からゼンマイが大量に出ていて、しかも採る人が少ないためか太くて立派なゼンマイなのだ。

そして、その下方には独活の密生地さえあるでは無いか。我が家の山の畑は山菜畑付きだったのです。


 それからはその一帯は私専用の山菜畑となる。

夫婦で朝早くから畑で働き、お昼上がりをする時は軽トラの回送を妻に託し、ゼンマイ採りの支度に着替え、

履物も換えてゼンマイを採りながら山を下る。


 1時間に満たない時間で山の下にたどり着くころには背中の「ゼンマイぶうとう」が一杯なっていて、

昼ごはんも出来上がっているという段取り。


             (続く)

  (注-「ゼンマイぶうとう」はネルなどの夜着の袖をもいだ物で、裾を腰の部分で縛り採ったゼンマイを入れる)

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怪しげな空模様

2018-11-17 04:19:53 | 自然

 どんな気圧配置だったか、朝から変わった空になる。

さて、これからは雨になるのか、晴れるのか。気になる空模様です。

 

  越後三山は二度目の冠雪かな。

雨上がり、フェーン現象などには遠くの風景が普段よりもはっきりします。

 

  堂々たる山容を誇る越後駒ケ岳です。

地肌の見える部分が有るけれど、日本一の岸壁とも言われる、「桑の木沢」か「金山沢」か。

 

  上権現堂、下権現堂二つの頂ぎを持つ権現堂山。

上下で、標高差が100メートルあるなんて、信じられない風景です。

 

  いつもよりも少し早めに仕事を切り上げて帰る途中です。

米山あたりの山を越えた夕日が、山よりも高い雲を夕焼け色に染め上げる。

 

 明日は雨か、晴れるのか。

「今日の天気は見た通り、明日の天気は分からない」どこかの山小屋に掲げられていたと言う言葉。

 全くあてにならない天気予報で「観天望気」、自分で占うしかないなー。

AIが随分と発達している時代。天気予報の当たる確率ももう少し上がら無いものかなー。

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