こどもはことばをからだで覚える メロディから意味の世界へ 正高信男
大学時代か卒業した頃に買ってて、読んでなかった本。日本に一時帰国したときに、部屋を整理していて、読みたくなったので、カナダに持ってきました。いろんな研究結果がまとめられていて、親が赤ちゃんに歌う理由や、赤ちゃんはメロディから言葉を覚えること身体機能も駆使して言葉を覚えること、など研究結果から語られているので、説得力があります。
笑って発声練習するとか、指差しで周りの人がそれについて教えてくれるとか、指差しでものの名前を覚えたりコミュニケーションを学ぶとか、単なる語学習得じゃなく、認知能力や心理的能力も必要だということ、行く来るの使い分けの実験で、やはり子供が体を使ってことばを覚えること、他人の心の表象理解力が必要であることなど。
言語習得に興味があって、おそらくこの本を買ったと思うんですが、私が思っていた以上も前の人間の言語習得について書かれていました。
幼稚園では遅すぎる 井深 大
昔ながらの遊びが幼児の思考力、想像力などを育てる。粘土、折り紙、神経衰弱、クレヨンなど。
規格サイズの画用紙を与えれば、規格サイズの人間に・・・妹もこんなことを言ってました。好きなように書かせてあげたいけど、やっぱりソファや壁に書かれても困るし・・・笑。
整理されすぎた部屋は子供の成長を妨げる・・・ユダヤの本にも本が棚いっぱいに並べられていた・・・とある。最近はKindleなどで本を読んでいるから、紙の本を買うことは少ないけど、本を断シャリしようとしてもできなかった。『断シャリ』という考えと、『本がいっぱいの家』の狭間で揺れ動く私・・・。
幼児なりの秩序感を乱されると不快に・・・モンテソーリの本だったかな、にも書いてあった。
モンテソーリの仕事、はここでいう日常生活のこと。ボタンかけ、ふたのはめ込み作業。Nもお菓子のふたを開けたり閉めたりしてた。まだうまくできないけど。
興味を持たせる。バイオリン教室の例がとてもよかったです。
2章の幼児の能力を最大限に伸ばす育てかた・環境作りが具体的に書いてあってよかったです。
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