10月中旬に、大阪へ出張に行ってまいりました。
今年度は大阪府地球温暖化防止活動推進センターからの依頼で、環境について学ぶプログラムツールを開発したのですが、そのプログラムを教育大学の学生さんたちに体験してもらおう、というものと、教材開発のコツなどについて話をする、という2つの講義をするためです。
1回目は、理科教育講座というゼミの3年生4名に対して、今回ゆいツールが開発した、自分と世界のつながりについて考えるプログラムを実施しました。これは、ゆいツールが昨年度より活動しているインドネシア・スマトラ島の森林破壊の問題を“自分ごと”として考えてもらうためのプログラムで、現地の写真をふんだんに使っています。
学生さんたちは、身近にある紙や、せっけん・お菓子・カップラーメンなどに含まれるパーム油がやってくる向こう側の世界と私の生活はつながっている、ということを実感し、森の中に暮らす人たちの未来と自分の未来について考えました。
ただ、本来は小学校高学年を対象に製作したものなのですが、内容がやや難しく、情報がたくさん詰まっているので、これを小学校高学年に実施するにはどうしたらいいか?という点について、プログラム終了後に学生さんから意見をもらいました。
本当は、学生さんと一緒にプログラムを改善する活動までできたらよかったのですが、時間の関係で断念しました。
とはいえ、そこは教育実習を終えられた学生さん! 貴重な改善提案をいただきました。有難うございました!
2回目は、主に70名弱の1年生に、教材開発のコツなどの講義を行いました。ここでは、昨年度スマトラの活動のためにゆいツールが開発した熱帯林の生物多様性を学ぶプログラムを紹介し、参加体験型で学ぶ意味や、伝える相手にあわせた情報提供の仕方(文字を読めない現地の人のために、文字を使ったフリップなどは使わない等)などについて話をしました。
大勢の学生さんがいたので、プログラムを実際にじっくりと体験してもらうことができなくて残念でしたが、この講義を聞いた学生さんは、これから自分で教材を作る実習がある、ということなので、この講義が少しでもお役に立てればよいなと思いました。
(山)
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