ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

韓国訪問報告 その1

2011年08月08日 | 3. 活動紹介

7月中旬にゆいツールメンバーが韓国へ行ってきました!

そのご報告第一弾です。

韓国では、韓国環境教育ネットワーク(KEEN)の代表であるジョンさん夫妻の案内で、いくつかのソウル近郊の環境学習施設を見学しました。

そしてメインの目的である韓国の環境教育全国大会(2011 Environmental Education Conference and Festival)に参加してきました。

 

(会場に設置されたNGOのブースの様子)

 

まずは環境教育全国大会について。

韓国の環境教育全国大会は、毎年場所を変えて開催されているということで、今年はソウル近郊の城南(ソンナム)市での開催でした。

7月18日〜20日の3日間にわたり城南市役所が会場となって、エントランスでは環境教育に関わる全国各地の団体がさまざまなブースを出展したり、各会議室では気候変動などのテーマごとに「インタープリターコンテスト」が開催されたりしていました。

 

開会式のあとホールで、招待客である同行の金田裕子さん(イリュージョンミル)、松原雅裕さん(デジタリウムプロジェクツ!)が「広がる学びの展示システム」をテーマに講演を行いました。通訳は自らも環境教育を専門とする日本在住のウォンさん。日本でも打合せを行っていたので息はピッタリです。

地域の人たちの参加や、より深い双方向の学び、人材の育成等にまでつながる施設のありかた・運営の考え方などについて、かなり詳しく深い話が展開されました。

私たちはまさに以前このシステムに基づいて施設運営をしていたので、改めて振り返ると共に、やはり面白く貴重な取り組みだったと再認識できました。

そして私たちも壇上にあがり、参加型教材の紹介! 開発した教材の実物を見せつつ、ポイントを解説しました。

その後、急遽ブースで教材を展示することもできました。

熱心に質問や体験をして下さる方もいて、国が違っても学びは同じだと嬉しく思いました。

 

 

韓国では今、政府が気候変動問題に力を入れていることもあり、環境教育に対しても国の予算が付くようになってきたそうです。

しかし日本同様、派手派手しいハコモノ施設を作っておしまい、というようなケースも少なくなく、真の学びやその後の持続的な運営が考えられていない、と危機感を持ったジョンさんによって今回の講演依頼が実現したのでした。

金田さん、松原さん、そして私たちの発表や事例が、韓国の現状に一矢を報いることができたらと思います。

そして願わくば、国を越えて一緒に活動できたら尚いいな、と韓国の方と接していて思いました。

(小)

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