ゆいツールブログ:NPO法人ゆいツール開発工房(ラボ)

人と人、人と自然、人と環境などを「結う(ゆう)」ということに関して、団体の活動やスタッフの思いなどを紹介していきます!

留学のしめくくりにバリ島・ロンボク島へ!(学生さんの感想)

2019年06月29日 | 6. エコツアー参加者の声

今回は、5月末から6月上旬に、ゆいツールの活動に同行した高校生の感想を紹介します。

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はじめまして。

現在高校4年生の学生です。

この、4年生というのは、高校3年生の夏から今年の5月までインドネシア環境林業省付属職業専門高等学校(スマトラ島リアウ州)に留学していたためです。

そして留学中に一か月の実習授業として訪れたブキッ・ティガプル国立公園で偶然にもゆいツールの山本さんの情報を得て、留学終了後、本帰国前の時間を使い、ゆいツールの活動に付き添ってバリ島・ロンボク島を訪問してまいりました。

今回は、この2つの島での経験したことと感想を書きたいと思います。

(スウン・カウのマングローブ林で)

まずバリ島は2泊3日の滞在で、マングローブ林を訪れたり、日本の団体が建築したエコホテル(コテージ風)を訪問したりしました。

(エコホテルの様子はこちらのブログから)

デンパサールのスウン・カウというところにあるマングローブ林では、バリ州環境林業局の支所でマングローブやごみ問題についてインタビューをしました。

私は、この時に対応してくれたスタッフの方(写真上の左側の男性)が日本語を独学で習得した、ということにたいへん驚きました。日本に行った経験がない中で、一人で本を読み独学で日本語を習得し、今回のインタビュー中も日本語とインドネシア語を巧みに操りながら答えてくださいました。私たち以外の日本人が訪問した際もしっかり日本語で対応するそうです。

私はこのときすでに約1年間インドネシアで生活し、日常会話程度はできるようになっていましたが、これらは環境要因が強いと自覚しています。しかし、このスタッフのように本当に強い思いがあれば、環境など関係なく語学の習得は可能なのだと学びました。そしてきっと、語学に限らず、自分が本気で思ったことは自分次第で叶えられるのだと思いました。

レンボンガン島のマングローブ林では、舟に乗りました。小さな舟で船頭さんが漕いでくれて、マングローブの葉が風に揺れる音や虫や鳥の声、川を進む音に耳を澄ましゆったりした気持ちになりました。

(レンボンガン島のマングローブ林)

私は、森林が持つ保健休養効果に興味があり、この効果を生かし将来はインドネシアなどの熱帯雨林を保全していきたいと思っていますが、ここでの体験は私の夢に繋がるものでした。

そして旅の後半はロンボク島へ。

(中部ロンボクのランタン村で)

イスラム教の断食明けのお祭りの日を村で過ごしたくて、ランタン村に2泊ホームスティもしました。

バリ島でもロンボク島でもとても貴重な体験ができましたが、私が最も心に残っていることは、ランタン村にホームスティする前にスンギギ第一公立小学校を訪れたときのことでした。(ゆいツールの報告はこちら

この学校は、昨年のロンボク大地震で被害にあった学校で、ゆいツールが支援をしたため現状確認のために訪問しました。この日は学校は休みで、校長先生が私たちを迎えてくれました。

ゆいツールが送った支援金で、校舎を直している職人さんもいました。

私は初めて地震の被害にあった学校を訪れましたが、復興までは遠い現状であると感じました。

そんな中、ゆいツールが寄付した支援金は、社会の中で支援が届きづらく早い復興が望まれている学校に、一筋の光のようにしっかりと届いていました。

国内国外に関わらず、何か災害があった場合、有名企業やタレントさんなどが多額の寄付を送った、という話をよく聞きますが、実際現場でどう活用されているのかなど、寄付した後の状況について私は考えたこともありませんでした。

しかし、今回の訪問で、日本のNPOが寄付をしたその先を目撃し、支援金が本当に小学校の復興に役立っていることを実感しました。

(山本さんと校長先生。奥はゆいツールのアシスタントのコマンさん)

これまでNPO法人というものが何をやっているのか知らなかったのですが、今回ゆいツールの活動を通して世界で本当に困っている人たちを助けることができる団体だということを知りました。

山本さんを始め、ゆいツールの現地の仲間たちと過ごしたバリ島・ロンボク島は私の一年間の留学生活を締めくくる最良の時間となり、私もこの方たちのように現地で本当に困っている人々を助けられる人材になりたいと思いました。またその中では、留学のきっかけの思いとなった「インドネシアをはじめとした熱帯雨林の保全」という側面から特に活動していきたいと思います。

最後に、このような素晴らしい価値あるツアーを提供してくださったゆいツールのみなさん、そして山本さんに感謝を申し上げたいです。本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願いします。

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