ユーチの気まぐれ日記

感じたこと、考えたこと、記憶に残った出来事を気まぐれに更新しています。

ミエロ終わりました。

2010-11-01 19:20:56 | 身体のこと(外傷性頚椎症性脊髄症etc...)
《過去日記》

日記を書いた日は後日なのですが、後で自分で分かりやすいように、実際にあった日を本文では今日として日付を直してアップします。

今日から1泊2日でミエログラフィーのための検査入院。
朝9時半に病院へ行って入院手続き。
書類はクリニックでもらって既に書いてあったんだけど、入院自体が初めてなのでちょと緊張。

手続きが終わると病棟へ上がり、ナースステーションに声をかけるよう言われ、ナースステーションからたまたま出てきた看護師さんに声をかける。
身長と体重を測ったら病室へ行き、これまでの経過や薬などについて色々と聞かれた。
病室は4階の南側の4人部屋で日差しが入り暖かい。

術前検査で入院の人は午前中に心電図などの全身検査をするんだけど、私は手術を決めてないので午前中は病室で待機(←9時半に入院じゃなくても良かったんじゃ?)。
昼食は抜いたりするのかと思ったら、お昼ご飯を普通に食べて午後から検査。

2時ごろからの予定だったけど、1時半からと2時半からの予定の人と、今日検査を受ける3人まとめて1時半前に1階の検査室の前へ連れていかれて待機。
お昼にもバイタルチェックあったけど、検査室の前で改めて血圧と脈とサチュレーションのチェック。

1人目が終わったらいよいよ検査室へ。
検査室に入ると主治医がいて、検査台の上に横向きで寝て海老のように背中を丸めるように言われた。
針を刺す位置を決めようと先生が腰椎を手探り…曲がってる?と言われ、横向きでは刺せなかったらしく、「腹這いでいこう」と言われてうつぶせの状態になる。

造影剤を頚椎の方に流すために腰より頭の方を少し下げないといけないらしく、お腹の下にはタオル…おかげでお腹が苦しい。
針を刺すあたりを広めに消毒して、まずは麻酔の注射をされた。
麻酔の注射はちょっとチクッとする程度でなんてことない。
その後に「画像で様子見ながらやるからね」と、X線透視下で造影剤の注入…痛みは特になかったが、少し押されるような圧力を感じた。

そしてミエログラフィーの撮影。
横向きの態勢、うつぶせでまっすぐな状態、うつぶせでなるべく上を向いた状態、うつぶせでなるべく顎を引いた状態、とこんな感じだったかな?で撮影終了。
身体を横滑りさせてストレッチャーに移動し、頭に造影剤が行かないように頭の下にはタオルを入れて、CT室へ移動。

到着したらまた身体を起こさないように横滑りでCTの台へ移動。
今度はまっすぐ仰向けで寝た状態の頚椎と、仰向けで顎を引いた状態の頚椎と、腰椎のCTを撮影で終了。
終わったら病室から運んできてくれていたベッドへ、これまた横滑りで移動し、そのまま病室へ運ばれる。
いやぁ、天上を見ながらベッドで移動、初めてでしたが結構振動を感じるものですね。
病室についたら点滴を1本、あとはトイレと洗面、食事、先生の説明のとき以外は翌朝の回診まで横になり安静。

検査終了後、1時間ぐらいしたら検査をした主治医による説明。
クリニックで検査を決めたとき、「検査の後に一応説明しますと」言っていた。
親も同席して欲しいと言われて予想はしていたけど、思いっきり手術をするとしたら…の説明でした。

私の頚椎は通常の逆に後湾曲しているというのは前から聞いていたのですが、ミエロの画像を見ると中を通る脊髄が無理をしているのが良く分かる(苦笑)
CTの輪切り画像ではハート型のようにくぼみがあり円形に近い脊髄が徐々に扁平して半分ぐらいの厚さの楕円形になりまた戻っているのが鮮明に。
しかも真ん中あたりをはしるはずの脊髄が一部かなり前よりになっていて、顎を引いた態勢をとると圧迫される感じみたい。

症状が出たのは事故の影響にしても、事故の後1年近くたって症状が悪化したのはもともとの頚椎の状態のせいと言われた。
もって生まれた奇形のようなものだと…脊髄の発育が悪く?少し短いせいで、頚椎がそれに対応するために変な湾曲になったと思われ、小学生とか中学生の頃に撮影しても同じような画像だったと思うと。
無症状なら調べることもないので気付かないが、事故にあって症状が出たから気付いた、みたいな。
要は発症の原因と、去年の事故直後の悪化の原因は交通事故だけど、それ以外の悪化や根本にはもって生まれた頚椎の作りにあるらしい。

しかも主治医によると、私のケースは25年医者をしてきて30例ぐらいしか扱っていない、手術出来る医者も限られる珍しい症例らしい。
診断名も正確には学術論文とかでしか出てこないような…?
と、「脊髄緊張症(これは確か主治医がつけたあだ名のようなもの)じゃなくてえーっと、前方なんとか…」と言っていたが、結局は出てこなくて謎のまま。
一般名の診断名は頚椎症性脊髄症になるらしいですが。
これまで見てきた同じような症例の中で、私の状態は良いほうではないと言われてしまった。

で、手術をするとしたらC3~6の前方固定術になるらしい。
骨盤から頚椎に移植する骨をとるから傷はいっぺんに2つ。
頚椎を前側から縦長に削って脊髄の圧迫を解放し、削ったところに採骨した骨をはめ込みプレートで固定するとのこと。
首の傷より採骨用の傷の方が後は痛いそう。
首は切ったら前からだとすぐ骨にたどり着けるけど、骨盤は筋肉を一度剥がさないといけないからだそうだ。

手術は3時間、入院1ヶ月、仕事復帰までは3ヶ月。
入院している間は装具で固定、手術2日後から立つ練習を開始、頚椎は動かせないので手足のリハビリを行う。
手術後1ヶ月ぐらいは週1でレントゲン、約1ヶ月で装具が外れ、ソフトカラーに切り替わってから退院になるらしい。
骨が固まるまで3ヶ月ぐらいとのことで、仕事復帰はその後にとの話。
手術をすると4椎間を固定することになりそこが曲がらなくなるので、少し下が向きずらくなるが、これまで手術した人から日常生活に支障がという話はあまりないとのこと。
そもそも私の頚椎の状態的にあまり下は向いてほしくないと言われたけれど。

一通り、紙に図など書きながら説明され、合併症などの可能性なども説明された。
「症状に改善があるかどうかはやってみないと分からないが、必ず良いことがあると思います」と言われた。
また、放っておけば悪化していく可能性があるとも。
「手術をするかどうかはご本人次第」と言いつつ、決める前から手術の同意書を渡され、「今日決めなくて良いからよく相談して考えてきて」と言われた。
手術を決めたら、手術をする病院(検査入院した病院)で今日の午前中にやらなかった心電図などの全身検査をするとの話。
う~ん、必要性は感じなくもないけれど、後方からの手術より大変そうだし、どうしたもんだろう。。。

ところでミエログラフィーは若い人ほど副作用の頭痛が出やすいそうだ。
検査後、ちょっとふらつきがある感じで部屋を移動してボーっとしつつ説明を聞いた後、「頭痛が出やすそうな顔してるからこの後は特に安静にして」と主治医に念押しされた。
で、続けて、頭痛が強いようならここの先生に話して退院のばしてもらいなと。
本当無理しないでと再度の念押し。
頭痛が出やすそうな顔って…?、と思いつつ素直に従うことにする。
というわけで、明日の朝までは基本的にベッドで横になり安静です。