ユーチの気まぐれ日記

感じたこと、考えたこと、記憶に残った出来事を気まぐれに更新しています。

記録

2007-06-27 23:38:54 | お仕事日記
一昨日は久しぶりに入浴介助の中介助の担当だった。
利用者様は8名でしたが、もともと入らない方が1名、体調により控えた方が1名、本人の強い拒否により入っていただけなかった方が1名、ということで、実際に入浴されたのは5名。
大した人数じゃないはずなんだけど、やっぱり後から疲れが追いかけてくる。
拒否があったりして、最初に立てた予定通りには行かず、順番も色々入れ替わったりしたから余計にかな?
入浴介助って、やってる最中はそれなりに何とかなってしまうのですが、その後から翌日にかけて疲れが残るような気がする。
体力がない証拠かな・・・と思いながらもとりあえず頑張ってますが。
介助翌日の昨日は、やっぱり?というかちょっと身体が重い感じがしてました。
今日はほぼいつもの程度に戻っていますのでまぁ大丈夫!

ところで、話は変わりますが記録についての話・・・
私のところのデイサービスでは利用者様が帰ったころから介護明細をPCに入力する。
昼間は入力している時間は取れないので、ステーションの所においてある日常記録用紙にメモ的に書き込んでおき、まとめてその日のリーダーが入力を行う。
PCに入力したものが正式な記録になるので、メモ書きのままといかないんです。
まぁ、後で見るときにもPCの方が情報を探しやすいですしね。

で、代表者会議でのこと。
昨年度は私が参加していたのだが、今年度よりリーダーがデイの管理者ということになったのでリーダーが参加するようになり、私はメンバーから外れている。
昨日、その会議があり、今日の朝のミーティングで内容の連絡があった。

デイサービスとショートステイ、連絡帳と記録の問題。
連絡帳は家族に返すのだからどうしたって利用者がいる間に書かなければいけない。
でも、それに手を取られることで利用者様に関われるスタッフが減り手薄になる。
もっと内容を簡単にするとか何かしてかかる時間を短縮しろという話がでたようだ。
リーダーはそう聞いてきてそういう。でもその他のスタッフ誰もが思うことだが、一人ひとりの連絡帳にそれほど多くの時間をかけているつもりはない。
それにデイとショートじゃ事情が違う。

ショートステイは1日の退所は多い日でも5.6人、宿泊されるから利用者が眠る夜勤帯にも記入する時間は取れると思う。
でもデイでは・・・その日にきてその日に帰るので、記入する内容もその日のこと。
皆おんなじ時間ぐらいに帰るので、午前中の出来事を午後にまとめて書くようなことになる。
午後にはお風呂があるので、2人はほぼ入浴にかかりきりになり、1日だいたい3人体制なので、残りの1人が連絡帳を書きながら利用者をみることになるのだから人数の多い日、しかもその中に徘徊があり部屋から出て行ってしまおうとする人などがいたりするとそれはもう大変だったりします。
利用者と話をしながらというのもなかなか進まないものだけど、歩きながら連絡帳を書くのは無理がありますしね・・・

でも連絡帳の内容を簡素化するのもどうかと思う。
職員の記入欄は、バイタル等を除けばB5の半分ほどのサイズのノートのさらに5分の2ほど。
たいした広いスペースでもないし、細かく書こうったって限界がるぐらいの欄の大きさ。
家族はデイでどんなことをしてきたのか、どんな様子だったのか知りたいと思うだろうし、連絡帳は大切な家族との連絡の一つだと思う。
そう考えると、ある程度はちゃんと書いてあげたいじゃないですか?

そしてPCへの入力する介護明細。
こちらも簡素化する、内容を少なくするというのも限界がある。
私から見れば、今現在の内容でも足りないぐらいだと思う。
人数が多い日だったり、スタッフにもよるが、体操をしたというだけで、どこまで参加できたのか、進んで参加していたのか、介助で参加したのか、声かけでやっと参加したのか、動かしずらそうなところはあったのかとか何一つ分からないケースがある。
○○作りをしたというだけで、どんな作業を担当したのかも分からない場合だって時には・・・詳しく書いてくれるスタッフはきちんと書いてくれるのですが・・・

ケアマネへの報告書などを作成する際に思うこと、ケアマネさんが知りたいのはそこなんだと思うんです。
体操に参加されていましたでは状況はさっぱり分からないことでしょう。
意欲的だったのか、あまりのり気でなかったのかとか、どこまで出来ていたのかとか、楽しそうにしていたとか・・・
私はできれば、やった内容だけでなく、本人の意欲の度合いや表情、言葉も伝えて生きたいと思っている。
だから利用者様が話していた言葉、良い話とか思いやりが出た場面とか、いつもは乗り気なのに嫌がったときにどんな表現をしたのかとか、言葉や表情も記録に残して欲しいと声をかけている。
実際にはなかなかそこまでは難しく、言葉などは時々残している程度で、忙しかった日など中には体操に参加したぐらいしか書かないスタッフもいたりするのだが・・・
もちろん、記録がどういうときに役に立つのかなど声をかけてからきちんと残してくれるようになったスタッフもいますが。

記録は何の為にあるのか?
後で見たときに状況が分からないような記録では意味が無いと思う。
その日のことについて様子を聞かれたときに、その日にいなかったスタッフでも記録をみて状況が分かり話が出来るのが理想ではないでしょうか。
記録に残っていなければ、何かあって後でその日を振り返るときに記憶をたどることになる。
その日に書いた記録は信憑性があると思うが、人間の記憶には限界があるし、日を王ごとにあいまいになってしまう。
これでは何かあったときに説明できなくて追い込まれるのはこちらになる。

以前に参加した担当者会議であるヘルパー事業所の記録を見せてもらう機会があった。
難しいケースのご家庭だったこともあるとは思うが、事細かに記録がのこされていた。
利用開始前だったので調査の時に1度ご自宅を訪問しただけだったが、その記録を見ることでヘルパーさんが入っている間のご本人様、ご家族様の様子が手に取るように、映像に見えるように理解できる内容だった。
本人や家族が話した言葉も要所要所で「  」書きで書き込まれていた。

デイでは一度に見る人数も多いし、そこまでは求めようとは思わない。
理想としてはあるが、現実問題として無理があると思うし。
それでも・・・と思う。それほど大量の内容を残しているわけでもないのだから、せめて今ぐらいの内容は残しておいて欲しいと思う。

記録の大切さを軽視する人も多い。
デイのリーダーもそれほど重要視している様子はない。
だから代表者会議でそういわれたらそのまま連絡してくるのだろう。
業務の効率化を考えるのもいいが、大切な所は押さえていかなければいけないと思う。
人の記憶には限界がある・・・もし何かあったときに、あとで何か聞かれるようなことがあったときに、記録に残してあることが必要となる。
だからこそもっと記録を残しておくことの重要性を皆に感じて欲しいと思う。