風が強く吹いている

映画化されると知って、あえて読んでいなかった小説「風が強く吹いている」。
先に映画を観たかったから。
でも、大会に出たり用事あったり…で結局映画を観ることはできませんでした
先週末で、公開終わっちゃいました

なので、やっぱり先に本を読みました
映画のサイトも見ず、出来るだけ物語の情報から遠ざかっていたので、ドキドキ
しながら読み進み、終始胸いっぱいになりながら、読破。

陸上経験者が若干名＆素人集団がたった10人で箱根駅伝に挑む物語。
読む前から、箱根駅伝に出場して感動的なゴールを迎えるんだろうな、と予想は
つきました。
でも、そこに至るまで、走ることを通して、過去の苦悩、家族とのわだかまり、
それぞれの悩みに向き合いながらも、強くなっていくその様が、心に響きます。
そして、何とも美しく走りを形容するんだろう、と思いました。

箱根駅伝という、大きな舞台の舞台裏を覗かせてもらったようで、それも楽しかった。
これから読む方のために、多くは語りませんが、とてもとても素敵な小説でした。

キロ3分という異次元の速さで20キロ強を駆け抜ける彼らと肩を並べることはできない。
けれど、私もランナーの端くれでよかったと心から思います
走ることが好きで良かったと…
そして、もっともっと強いランナーになりたいと心から思いました。
まだまだ自分への追い込みが甘い…ですね。

そうそう、我が街のシティマラソンもしっかり登場していました
風景が思い浮かべられるだけに嬉しかったし、何だか照れくさかったです

今度の箱根駅伝は、また違った観点で応援しちゃうだろうなぁ。
感動しちゃうだろうなぁ～
往路はスキー旅行と重なるため、応援には行けませんが、復路は実際にこの目で
風のように走る彼らをぜひ見てみたいと切に思いました。

お預けになった映画はDVD化されたら真っ先に観ようと思います

春の駅伝に出場するパパママRUN友の皆さん、参加するなら読書必須です（笑）
必ずや、走りたくなります