伝える義務

今日は3月10日。
66年前の今日、東京大空襲があったのです

私が子どもの頃は、この日は東京大空襲の特別番組が組まれていたような
気がします。
でも、今日は特番はやっていませんね
少しずついけない方向に世の中が流れているような気がしてなりません。

東京大空襲は、文京区に住んでいた私の母も体験しています。
6歳の頃だから記憶は曖昧だけど、それでも壮絶に逃げ惑う当時の生々しい体験を
聞くことが出来た私は、それを語り継いでいく義務があるのだろうなぁと思います。

立派なコンクリートの防空壕は、蒸し焼き状態になって命を落とした人も多かったとか。
私の母は、土の防空壕だから助かったと。。。
土の壁に口をつけて、土の中の酸素を吸って生き延びたとか。

春になれば、桜が美しい隅田川も、当時は悲惨な光景だったのです。
物凄く多くの犠牲が払われたことは紛れもない事実。

当時を知る人が少なくなりつつある現在、間接的でもそれを聞いた私達は
ちゃんと後世に伝えていかなくちゃならないし、平和記念館に足を運ぶとか
そういう番組に目をそむけないで見るとか、子ども達にもそういったことに
触れる機会を作っていく義務があると思います。

子ども達は、沖縄で見てきた姫ゆりの塔が、鮮明に記憶に残っているようです。
訪れたのはもう4年前になるのに。
やはりＴＶや本だけの知識ではなく、実体験するということが大切なの、わかります。

今、みんな平和ボケしすぎてますね。
今置かれた状況が、どんなに幸せな状況なのか。
当時の人の気持ちを考え、胸にあて、よく考えなくちゃ。

子どもの頃読んだ、「ガラスのうさぎ」を思い出しました。
熱でガラスのうさぎが溶けちゃうんですよね。

「はだしのゲン」も読みました。
物凄く怖くて、でも頑張って読んだのを思い出しました。

子ども達にも読ませようかなって思います。
平和ボケした今、気持ちを引き締めてかからないと、取戻しがつかないことに
なってしまうかもしれません。