背景を読む力

先日、とある公園に立ちよった際に感じました。

年配の方々が、自分と向き合ってランニングや
ウォーキング、筋トレにストレッチ。

何歳になっても、代謝の促進による健康への気配りや
競技レベルの維持にかける思いは、
はたから見ても美しいと感じました。

そんな光景をよそに、
木々の根元から１メートルくらいの位置まで、
保護用のわらを巻かれている木が数本。

そこには
「何者かによってナイフで傷つけられたために保護しています」

と書かれていました。

鳥取の大山でも同じようなことが
発生しているようです。

生物と知ってて傷つけているのか？
自己顕示欲のためにしているのか？
悪ふざけか？

判断がつきませんが、身勝手な行為です。
身勝手な行為って、相手や背景を
考えないときに発生してしまいがち。

今回のニュースや感じたことは、
木は生物であり、生命が宿ってる
といったことが解釈されていないから
起こるのかな？と思います。

木には重要な役割があります。
また育てている人たちの
思いや願いがたくさん詰まっています。

身近なところでは、
「部屋がなぜきれいなんだろうか？」
「町がなぜきれいなんだろうか？」
と考えたときに答えが出てきます。

「お母さんが掃除をしているからだ！！。」
「会社の従業員の方が清掃しているからだ！！。」
と気づくはずです。

その目的は、「気持ち良く利用してほしい！！」
「町をきれいに明るくしたい」などの願いがあるはずです。

でも、残念ながら
掃除をしない人には
その背景を読む力は宿らないかもしれません。

汚いのが当たり前だと思ってしまうからです。

先入観にとらわれすぎてはいけませんが、
物事や人の心の背景を読む力を宿すことが
こういった寂しく悲しい「破壊」を止める手立てだと思いました。