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縦パス

2010-09-05 06:24:44 | Weblog
天皇杯の敗戦は残念ですが、
負けて得られる教訓というか
フットボールの本質を再確認するべき時に来ています。

先般の相手は、ゴール前に単純に
ボールを放り込んでペースをつかみました。

良く言われる「ダイレクトプレー」。
ゴールから逆算した時に、至って単純明快に
選択しているパスプレーです。

うちは、丁寧にボールつないでゴール前に運ぶ
ことを1つのポリシーとしているので、
右に左に横パスをつなぎます。

パスはあくまでも受け手の技術
(ボールを呼び込むタイミングと
相手ゴールを奪うために前を向く技術、
そしてワンタッチプレーなど)と
出し手の技術と判断により、
紡がれていくものです。

縦パスが入った時に、押し上げが始まるから
必然的にサポートができ、あるいは、
ボールを追い越すプレーが出てきます。

要するに攻撃のスイッチが入るタイミングは
相手DFのギャップを通した時の縦パスにあります。

昨日のサムライブルーの得点は、単純な縦パスがシュートのためのスイッチになり、
得点のお膳立てになりました。

ところが受け手が縦パスをもらえるタイミングがつかめなかったり
パスを通してもらってもそのあとのプレーが不正確であったりすると
瞬間、サポートに躊躇が生まれます。

また、縦のパスコースがあいているにもかかわらず、
それを見逃すと再び時間をかけた、パス回しが始まってしまいます。

こうした見逃しや不正確が微妙にゲームを混乱させます。

守備はその逆で、
①縦パスにはインターセプトを狙える距離をキープ
②スライドする相手攻撃陣に対するマークの受け渡しを確認する
③縦パスを入れさせないようにプレッシャーをかける

守備が混乱するのは、横方向のボールの動きから縦に入った時に、
ボールもしくは人を見失うからで、その改善には、
基本的なことですが、「双方を同一視野に入れるステップ」が
大切なんです。

攻守といわれるくらいだから、これは表裏一体の技術です。

先般の試合を見ていても、追い込んできている相手に
ボールを奪われず、動かし続けることができました。
そうした意味では、うちの選手たちは、ファーストコントロールや
パスなど正確なものを持っています。

ただ、ボールのない時の駆け引きが、自分本位になっている時間が
多かったように思います。

自分が欲しいタイミングで動くことは当然なんですが、
相手の出方によっては、自分の動き一つで、仲間への
プレッシャー回避につながり、逆に相手を追い込むことができる
スポットを見逃していたように思います。

相手は、自分の目の前でプレーされている分には
脅威を感じません。

パスも動きも縦パスを引き出すことが大事であり、
背後を取ることがフットボールの醍醐味なんです。

日々精進。

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