今日のおじさん(気持ちは坊ちゃん)

55歳から走りはじめ、70歳サブ4なんとか維持したいと日々精進
ゆっくり長く走れば強い脚になれる・・信じて。

2016 村岡ダブルフル 再び挑戦 ランナーの意地は果たして!?(その2)

2016年09月30日 | レース模様
続きです~

坂道を一度歩いたら、もう歩くことに慣れてしまい 少々傾斜がゆるくなっても
歩き続けてしまうもんなんですね

だから、前回はとにかくランナーの意地とばかりに歩かなかった。
逆にいえば、歩くことが怖いんです
周りの人たちも歩いてるからと 流されてしまう。

こうなると、負の連鎖 おまけに暑くなってきて
体力は消耗し、給水エイドまでに時間がかかりあげくの果てに
熱中症になってしまう。この日もどんどん気温があがってきてる。
腰にさしているハイドレーションで少しずつ給水しながらあがる。
あまりにがまんして、喉がかわきすぎると エイドでがぶがぶと何杯も
飲んでしまい、胃がやられる・・8月の24時間ラン、9月の高野龍神を
直近で体験してるのが、この大会で役にたってます

エイドでは、水、スポドリだけでなく ヤクルト、ミルクコーヒ、かぼすジュース
カルピスとバラエティに富んで置いてくれるのでそれだけで気分がもりあがります
また、以前はこんなになかった私設エイドでおじいちゃんおばあちゃんたちが
果物いっぱい ぶどう、すいか 、なし と 疲れた身体と心を労わってくれる

何度、折れそうな心に元気をもらったか


話がそれたが 今年はこの坂道で歩きが入ったことをその1で書きましたが

少しでも傾斜がゆるくなると、走って前を攻める
きつくなると歩きになるが、気持ちは攻めの歩きがしがしと前に。
一番頂上までいくと、そこからは一気に下る!!と思ったら
なんか微妙に上がって下がってたような気がしましたが・・・。

少しいくと、そこから(53キロあたり) そうそうこれこれ・・待ちに待ったジェットコースターばりの
激坂下りです。66キロくらいまで 550Mほどいっきに下る。

キロ6分ペースに戻すために、ほとんどブレーキかけずに バンバンくだる。
が・・・前を小柄な女性が走っているのですが
距離がつまない ものすごいしっかりした体幹だと走りをみてて
わかります。達人ですわ~
少しでも離されまいと追っかけるが・・ついに見失う。

と・・な~んとなく後ろ姿に見覚えありウェアーの配色もな~んとなくそれらしい
近づいて背中のゼッケンで名前を確認(ストーカラン もどきでありますが
やっちゃんと書いてありました。
66キロで会えなかったあのやっちゃんについに遭遇いたしました。

これはご挨拶せなあきません。横にじわ~と並んで走り・・まだ気がつかない
やっちゃん!!!と大きな声で 併走しながら叫ぶ。
びっくりして、とびあがらんばかりの驚きようでした
24時間リレーのお世話になったお礼を
こんな感じで、感動の再会を

やまんばでありませんよ・・下りをがんがん走りながらスマホで連写したやっちゃんの高度なテクニックです。
貴重な写真となりましたですよ、走りながらの1枚ですから(笑)
お先に行かせてもらう。

実は、蘇武岳の頂上まであがる激坂が一番しんどいじゃないんです。
いったん550Mほど下って、脚腰がガタガタになったところで
2キロで 200Mほどあがる和佐父峠激坂68キロ地点が待ち受けている。
前々回、ここを女子の方がどんどん走ってあがって置いていかれた悔しさから
前回ここを必死で走ってあがりました。
が・・・・今回は だめです。脚がもちませんでした。
粘れるとこまで走ってあがったのですがついに止まりました。
歩きをおりまぜての前進です。
いつもの100Kウルトラなら残りフル1本だけ・・あと少しと思えるが
この村岡のコースだけは最後の最後まで坂道があるため楽な気がしない。
峠をなんとかがまんして越えたら・・ドロップバックのある20エイドの射添です。
いっきに400Mほどを下る激坂 遠慮なくバンバン行け!!と気持ちだけは

峠から降りてくると、眼下にひさしぶりの車が往来している道路が見える
これが見えたら、道路渡るとすぐに射添エイドです。
ようやく、ここまできました。
往来する車を止めて、ランナー優先で渡らしてくれます
エイドの入ると、男子高校生がバックもって飛んできてくれました。
待ち時間なし 作戦は・・
ここまで、ハイドレーション腰にさしていたが走るときのバランスが悪いみたいで
再び右股関節に痛みがでてきており60Kあたりでロキソニン再び投与した。
残り27Kほど。ハーフにちょい。
ハーフなら、通常なにももたいない・・そう思ったら
捨て身戦法をとることにした。
ハイドレも、ウェストバックもすべてバックにいれ置いていくことに。
最後の魔法薬メイタンと、グリコCCDジェル1本のみ携帯。
1個ずつ、アームカバーに差し込んで走る。
このエイドでそーめんやらいろんなものあるがここで食べたら
えらいめにあう。1~2キロ先長楽寺のおはぎなんです
ということで、そーめんちょっとだけにした。(結局食べるんかい

すぐにスタート・・長楽寺へ向かうが・・じょじょに上りがきつくなってきて
わずか1~2キロなのに 誰ひとり走っているランナーがいない
燃えました・・・よし、ここだけはランナーの意地
必死で腕振ってかけあがります。長楽寺ついて、大仏ぐる~りと周回しおはぎコーナ。
以前は2個セットが普通やったのですが、1個を基本となってるんですね。
きなこにするか、あんこにするか・・あんこを選択しお茶で流し込む。
完食 これだけは、パスしたら罰があたると思います

ここから先は、コースを元に戻しましたと説明があったが?
5キロほど300Mここからあがるのだが・・・
きつい。
残り25キロほど・・のぼり始めましたが・・すぐに脚が止まる。
歩く・・走る・・と、前いくお兄ちゃんに声かけたら
スキー場で仕事されてる方で初ウルトラとのことですが
道はよく知っており まだまだ先ですよと教えてくれる。
一緒に走りましょうと、誘ってのぼりを走る。歩くときも早足で歩くが
じょじょに早足で遅れはじめてきたお兄ちゃん。
かわいそうなのでお先にいかせてもらうね~と、走り始めた。

そして・・土砂降りの雨となる。

やがて、つきました!!頂上81キロあけぼの山荘エイド
絶対押さえておくべし、カレーをいただくのです
そして、隣のテーブルに目やると本命
白バラコーヒ牛乳ですでも、ちょっと胃腸が危なそうなので
1杯だけでがまんした。一反木綿担いだ鬼太郎兄ちゃんが隣にきて
やはり、これこれ とおいしく飲んでました。

はて・・お好み焼きはどこにあるんでしょ?ま、ええか。
ここで、CCDジェルを投入。(カレーは少なめやったので
ここから下り。8キロほど 300M 下るが・
天気予報はどんぴしゃ当たりでちょっとは降ったりやんだりの空
ついに・・土砂降りの雨となる
下りの道は狭く、苔がはえ路面はけっこう凸凹
川のように水が流れているところもあり集中しながら駆け下りる
ここまでくると、前後は数名くらいしかいなくなってきた。

無事に平坦なところ(88.1キロ 長板エイド)まで降りてきて
ここで、追い込みかけるための メイタン投入。
最後の上り坂があるはず。ちょっとのぼりの道があったのであれ
こんなのぼりなら楽勝じゃんなんて錯覚をしはじめていた。

91Kのエイドにたちより給水・・ここから上りですよ~とアドバイス。
一二峠(ほいとうげ)です。
4キロほど ここにきて200M以上(95.5K地点)あがる

前回、ぴょん吉兄さんと壮絶な最後のバトルシーンをやらかした一二峠
今回は、はるか前の方を走るオレンジとグリーンのゼッケンの2名の背中を
黙々と追っかける。
ここも、だめでした・・歩きが入る とにかく
速く速く・・と踏ん張りながら
やがて、峠の頂上エイドに到着。コップ1杯の最後の水をもらい
一気に下る。朝、上ってきた辛いしょっぱなの道を、帳尻あわせをするために
坂道をがんがん飛ばし・・前回ラスト1キロあたり追い込みができず
ぴょん吉兄さんに置いていかれたフラットコース・・前を行く2人をここで刺して
前にでてゴールを目指す。
スタート地点まで戻ってきた。その先を、右に曲がると村岡小学校のグランドゴールです。
と、応援者の中から声が・・
遅いぞ!!と
その声の先をみるとけんじ兄さんがすでに着替えて到着。
あらま・・・リタイアしたみたいです
きっと脚が痛かったんでしょう

曲がって・・前に2名ほどいた・・いつもならお構いなく刺すが今回は
どうしたことか大人の対応です
最後の追い込ができた自分にもう十分満足してるので、
ゆっくりとゴールテープを準備してもらい納得のゴールシーンが欲しかったんでしょう。

辛かった・・・歩きも入った・・でも、タイムはなんとか前回よりも短縮
高野龍神よりもきついコースでタイム短縮 満足です。

完走タオルをいただいて、記録書受け取りに。
記録書に・・お!! 村岡って年代別あったんかいなと驚き。
1位と書かれており、記録書のお兄ちゃんがこれどうぞと1位と書かれた
携帯袋にシューズ袋にカカトタフ一袋いただきました

ぜんざいいただき、ずぶぬれの身体・・風邪ひきそうなので荷物受け取りに
村岡中学校へ。そこで、座り込んで着替えておりましたら
うえぴょん師匠到着でした。
初挑戦の村岡でいきなりの11時間ちょい
次回は、危ないバトルとなりそうです

このあと、ウルトラの父は見知らぬ女性の伴走しで蘇武岳頂上までお連れして
ありがとうございました~とその女性はさっさと下っていかれたそうな
もうここでやめようとしたのですが、Ueta大師匠の強引なお誘いのもと
エイドごとに関門まであと何分とぎりぎり時間を有効に使うベテランの走法で
お2人仲良く同タイムで無事ゴールでした

最後まで読んでいただき
スタッフのみなさま、村岡のみなさま 本当に今年もすばらしい大会運営と応援
いただき感謝です。
 坊っちゃん的には この大会が 日本一だと思っております。
ただ、勇者の道は もしかして 村岡が嫌いになりそうなくらいえげつない
いやつらい気がして 今は来年挑戦するかどうか思案してるとこであります









コメント (2)
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