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ハイカーホリックの介護日記~機能訓練指導員の一日~
体の衰えは筋肉の衰えです。筋肉を復活させる事に全力を尽くします。
打倒サルコペニア。まずはウェブで!
 



★赤間神宮


壇ノ浦から唐戸市場のほうに向かって10分くらい歩いたところに赤間神宮はあります。祭神は源平の戦いのとばっちりをくって、無理やり海に沈められてしまったといってもいい悲運の天皇「安徳天皇」です。

★水天門


赤間神宮のトレードマークとも言うべき朱塗りの門です。夜はライトアップされるそうです。

★赤間神宮本殿


雨が降っているというのに沢山の参拝者が訪れていました。



なかなか豪華な造りです。

★七盛塚


境内の外れに平家一門の墓、「七盛塚」があります。線香の火が絶えることがないくらいに訪れる人が多いそうです。
墓石が立ち並ぶ様子は「幽玄」という言葉が似合う不思議な世界でした。栄華を誇った平家一門の墓が狭い一角に立ち並ぶのを見ると、平家物語の「盛者必衰」という言葉を思い出しました。

★高浜虚子の句碑


赤間神宮には安徳天皇の御陵もあります。

★芳一堂


平家の墓のすぐ近くにあります。

★耳なし芳一の像と説明板




平家の滅亡には、この耳なし芳一の話に代表されるようないろんな因縁が伝えられているようで、戦いの凄惨さが伝わってきます。

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★壇ノ浦古戦場址


関門トンネルの人道入り口は壇ノ浦にあります。壇ノ浦は源平の合戦の最後の場所です。ここで平家は滅びました。壇ノ浦は山が海岸まで迫り、平地のほとんどない場所です。こんな場所でいろんなドラマが繰り広げられたのですね。

★関門海峡の説明板


★大河ドラマ「義経」放映時に立てられた銅像


大河ドラマ「義経」が放映されていたときにできた銅像です。夜はライトアップされるそうです。

★源義経


義経が船から船へと飛び移った、いわゆる「八艘飛び(はっそうとび)」をあらわしているそうです。

★平知盛


最期は船の碇を体に巻きつけて海に身を投げた平知盛の像です。ドラマでは阿部寛さんが演じられていました。

★「義経」出演者の手形


滝沢秀明さん=義経ほか3名の手形です。この銅像の除幕式に出席された方たちだそうです。滝沢さんの手形よりも松坂慶子さん(二位尼)の手形の方が大きく見えると、先日の紙芝居の人が言っていましたが、確かに同じくらいに見えました。小泉孝太郎さんに比べると滝沢さんの手はずいぶん小さかったので、松坂さんが大きいというよりは滝沢さんの手が小さいようです。

★安徳天皇が身を投げた場所です


壇ノ浦は平家の滅亡が決定的となり、二位尼が安徳天皇を抱き、三種の神器とともに海に身を投げた場所でもあります。その辞世の句が「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」です。

★みもすそ川橋


辞世の句の中に出てくるみもすそ川という川は現在では見ることができないそうです。地中に埋められているそうです。橋の欄干が場所を示すように作られていました。

★砲台


壇ノ浦は1864年には長州藩と西洋との戦争「馬関戦争」の舞台にもなりました。いろんな歴史が刻まれているのですね。

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すっかり「冬モード」に入ってしまった秋吉台です。あれだけ全部が緑色だったのに、緑色の部分はわずかになってしまいました。

画像は夕方4時頃から時間を追って並んでいます。ところが夕日が赤くなる頃に太陽が雲に隠れてしまいました。もっと赤色の画像を撮りたかったのに残念でした。









沈む夕日も撮ることができずに残念でした。今度は雪景色が撮りたいですね。秋吉台の四季の様子は下のリンクを見てみてください。

(関連記事)
「秋吉台」(2005年11月10日)
「秋吉台カルストウォーク2006、その1」(11月1日)
「秋吉台カルストウォーク2006、その2」(11月2日)
「秋吉台カルストウォーク2006、その3」(11月3日)

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その1から続く

★九州上陸


約13分で九州上陸です。このあたりは一帯が和布刈(めかり)公園という公園になっていて見所の多い場所です。小高い山の上は門司城址になっているのですが、そちらはまたいつか行きたいと思います。

★川のように流れの速い関門海峡


白波が立つくらい流れの速い海峡です。左端に見える建物が下関側の入り口の建物です。普通は渡るべき海や川を見ながら渡ることが多いのですが、見ないで渡るとテレポーテーションでも使ったような不思議な感じです。

★潮見遊歩道


海沿いの遊歩道を少しだけ歩いてみました。

★門司崎灯台


航海の安全を守る灯台です。

★県境


わずか10分足らずの九州上陸でした。そして彼は今、山口県と福岡県を股にかけて立っています。ということは中国地方と九州地方を股にかけています。ということは本州と九州を股に・・・(しつこいって!)。

★松田優作がお出迎え


戻った先では松田優作が拳銃を持ってお出迎えです。下関の出身なのでしょうか。

★関門隧道建設の碑


関門トンネルは1939年に着工され、1958年に完成したそうです。

★歴史体感紙芝居




人道の入り口では紙芝居が催されていました。目の前が壇ノ浦、源平の合戦の舞台です。昨年、大河ドラマの「義経」で合戦の様子を見ましたが、この地で本当に行われたなんて不思議な気分でした。
この方はボランティアで紙芝居をされているそうです。地元の方かと思ったら、大阪の出身だそうです。どことなく関西弁のイントネーションが混じっていました。

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さてと、あなたは今、山口県の下関にいます。唐戸市場でお寿司を腹いっぱい食べて、ふとお店の外を見れば、そこには海、大型のタンカーやら小さなタグボートが狭い海峡を行き来しています。そうです、関門海峡です。「早鞆(はやとも)の瀬戸」とも呼ばれる流れの速い海峡は海の交通の要衝です。
そして対岸の陸地は北九州市門司区、そうです、対岸は九州なのです。門司といえば下関同様に歴史のある町、「門司港レトロ」なんていう人気の観光スポットもあります。ここまで来たからには、ついでに対岸にも渡ってみたいと思うのが人情であります。しかし指呼の距離とはいえ、間には流れの速い関門海峡が横たわっています。どうやって行こうか、行く方法を書き出してみます。

①自動車を利用する
バスやタクシー、自家用車で行く場合には関門国道トンネルか関門橋を通ることになります。自家用車の場合の関門国道トンネルの通行料は150円、関門橋は高速道路の利用になるので、下関ICから門司港ICまでの通行料は350円です。

②鉄道を利用する
下関駅から門司港駅まで利用します。関門鉄道トンネルを通ります。料金は270円です。ただしここでよく間違えるのが、下関駅から電車に乗ると次の駅は門司駅です。ところがここは先ほど関門海峡をはさんで対岸に見えた場所とは違います。対岸に見えて、門司港レトロのある場所は門司港駅ですから、門司駅で乗り換えることになります。この点は要注意です。

③船を利用する
唐戸市場のある唐戸から門司港レトロのある場所まで船が出ています。所要時間はわずか5分ですから、これが一番手っ取り早いですね。料金は片道390円です。運航会社の関門汽船のホームページはこちらです。

とりあえず、主な方法はこれくらいでしょうか。「いいえ、私は一回東京に戻り、そこからあらためて飛行機で九州に渡ります」というあまのじゃくは放っておきます。すでに表題に書いてしまっているのでバレバレなのですが、実は関門海峡は歩いて渡ることができます。関門国道トンネルの上を歩くのです。位置的には関門橋が渡っている場所と同じようなところです。歩いて海を渡るとなると普通は橋を連想します。ところが関門橋は高速道路ですから歩いて渡るわけにはいきません。海を歩いて渡るのに海底を通ることができるのは、他にはないのではないでしょうか。

★関門トンネル人道入口


ここが関門トンネルの人道の下関側の入口です。源平の合戦で有名な壇ノ浦にあります。料金はなんとタダです(自転車、原付は20円)。嬉しいですね。

★エレベーターで下ります


まずはエレベーターで関門国道トンネルが通っている深さまで下ります。もちろん車道に出ることはありません。人道は国道トンネルの海底を通っている部分だけを歩くのです。

★ここから歩き始めます


距離は780m、平坦ではなく最初に下り最後は上ります。時間は13分くらいでした。

★なかなか明るいトンネルです


トンネルの中ではウォーキングやジョギングをしている人たちがたくさんいました。とくに雨の日には重宝するでしょうね。

★壁には魚の絵が


トンネルの壁には魚の絵が書いてあったり、暗くして蛍光塗料が塗ってあったりと工夫されていました。

★県境です


★門司側に到着です


門司に到着です。細川忠興とガラシャ夫妻がお出迎えです。隣の外人さんは誰だったっけ?

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★唐戸市場


唐戸(からと)市場は山口県下関市にある魚市場です。古くからある魚市場ですが、近年「カモンワーフ」という飲食街や「海響館」という水族館が近くに出来て賑やかになり、観光スポットになっています。



土・日・祝日にはこのように各々のお店がいろんなものを販売するようになったので、多くの人が訪れます。以前からやっていましたが、ずいぶんとスケールアップしていました。

★お寿司


ほとんどのお店がお寿司をバイキング形式で販売していました。ネタも大きくて美味しそうでした。

★いろんな食材


このようなホタテやサザエ、ふぐ刺しやふぐの味噌汁、その他いろんな海産物のお惣菜も売っています。それを買って市場の中で食べることができます。

★トラフグ


この時期の下関といえば「トラフグ」です。山口県人でも滅多に食べることはできません。

★市場の中の食堂




市場の中には市場に勤める人たちのための食堂がありますが、休日は一般の人たちで賑わいます。
今回は下の市場でもなく、ここの食堂で食べたわけでもありません。今回は唐戸市場にある人気の回転寿司を食べるために訪れたのでした。そのお寿司屋さんはまた明日ご紹介します。

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今回ご紹介する山口県の観光地は日本海に面した阿武町にある「道の駅阿武町」です。道の駅は我が町「秋穂」にも「道の駅あいお」というのがありますが、今回はちょっと遠出をしてきました。

★道の駅阿武町


今ではすっかり全国に広がり、お馴染みになった「道の駅」ですが、ここ「道の駅阿武町」が全国で一番最初にできた道の駅なのです。旧建設省への「道の駅」登録の第一号なのです。「道の駅」の構想も山口県の方が考えられたそうです。

★「発祥の駅」の看板


最初の頃にできた道の駅にしては、施設が充実していますし、駐車場もとても広くて楽しめる場所になっています。
「道の駅」はドライバーの休憩場所というだけでなく、特に地方にとっては地域の交流の場という性格が強いように感じます。

★地場物産館


ここがメインの建物で、地元の野菜やお肉や魚など、いろんなものを売っていました。

★温水プール


格安で利用できるプールまであります。次男の水泳の練習をしようかと思ったのですが、本人が嫌がったのでやめました。

★レストラン「憩」


地元の食材を使ったレストランです。値段もリーズナブルでした。

★日本海温泉「テルメ阿胡」


温泉に関しては明日また詳細を報告いたします。

「道の駅阿武町」の詳しい情報はこちらをご覧になってください。

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その2より続きます。

10kmコースは秋吉台に出てから長者が森というところまで歩き、そこからまた引き返します。行きと帰りは違う道を歩きました。長者が森に着いたときに丁度お昼だったので、そこでお弁当を食べました。

★秋色の秋吉台


草原の色はやはり春や夏とは違います。秋の色です。風にたなびくススキが素敵ですね。

★秋吉台らしい風景


ゴツゴツした石灰岩が露出していて秋吉台らしい風景といえます。平尾台の石灰岩は丸っこいので羊に例えられますが、秋吉台の石灰岩はゴツゴツ尖っているので羊には例えられません。

★センボンヤリ


センボンヤリが実になって槍タンポになっていました。センボンヤリの秋の閉鎖花はこちらから見てください。

★ヒメヒゴタイ


ヒメヒゴタイの花も終わろうとしていました。後ろに見える道路は秋吉台の草原を走る秋吉台道路です。

★ムラサキセンブリ


往路はセンブリが多かったのに、復路はムラサキセンブリが沢山でした。

★秋芳洞・百枚皿


僕のカメラのフラッシュではこれが限界でした。百枚皿ですが、実際は500枚くらいあるそうです。

★全員完歩いたしました


全員が怪我をすることなく完歩いたしました。秋の絶好の行楽日和を有意義に過ごすことができました。

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その1からの続きです。

★秋吉台カルストウォーク2006


思わず「私も歩いてみたい」と思ってしまう風景でしょ。これほどの草原で、その中を自由に歩ける場所というのは日本でもそう多くないと思います。僕にとっては見慣れた風景なのですが、いつ見ても感動的な風景です。

★センブリ






台上ではセンブリ→リンドウ→ウメバチソウとまるでしりとりのように咲き誇っていました。

★リンドウ


太陽をいっぱいに浴びて、どの花も「これでもか」というくらいに開いていました。

★ウメバチソウ


ウメバチソウはちょっと遅いかと思っていましたが、まだまだ沢山咲いていました。

★ヤマジノギク




実は一番キレイに咲き誇っていたのはこのヤマジノギクでした。しりとりに加えることができなかったので最後になってしまいましたが、沢山咲いていました。

春や夏に比べると花の種類は少なくなりますが、それでも秋吉台はお花畑でした。

その3に続きます。

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10月29日(日)に秋吉台で「秋吉台カルストウォーク2006」が開催されました。15km、10km、5kmとみっつのコースが設定され10kmコースに参加してきました。

★秋吉台カルストウォーク2006


秋吉台は「遊歩百選」に選ばれているそうです。確かにハイキングをするには絶好の場所です。

★和太鼓の演奏


開会式に先がけて和太鼓が演奏されていました。

★出発です


開会式の後、15km、10km、5kmの順番で出発していきました。

★まずは商店街を歩きました


まずは秋芳洞に向かって商店街の中を歩きました。

★行きも帰りも秋芳洞を通りました


往路は秋芳洞から黒谷支洞にはいり、黒谷口に抜けて秋吉台に上がりました。復路は秋吉台の展望台からエレベーターで秋芳洞に下りて商店街に戻りました。

★シロヨメナ


黒谷口から秋吉台に上がる林道の脇に咲いていました。ちょっと盛りを過ぎていますね。

★台上に出ました


台上には秋の爽やかな風が吹いていました。一年でハイキングには一番良い季節かもしれません。

★ゼッケン


それぞれいろんな思いを持って参加していらっしゃいます。

その2に続きます。

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お大師まいりのポスター


山口市の秋穂地区には「秋穂八十八ヶ所」という霊場があります。
秋穂の遍明院というお寺の性海法印というお坊さんが1783年に
四国八十八ヶ所の各霊場から御符と敷地の土を持ち帰り、
秋穂の地にその土を撒いて霊場を定めたのが始まりとされています。

毎年、弘法大師の命日とされる旧暦の3月20日と21日に各霊場では
「お接待」が行われ、多くの巡礼の方たちで賑わいます。
子供の頃から「お大師様」と言って親しんできたお堂の中では
地区の人たちがお経を唱え、外では地区で用意したおにぎりや
お菓子や飲み物などをお参りの方たちにお接待するのです。
今年は4月17日(月)・18日(火)に行われます。

うちの母親もこの時には駆り出されます。狭い地域なのですが、
2日間ですべての霊場を回るとなると、それなりに大変なようで
自分や家族の年齢と同じ数字の札所や厄年の札所を回る人が
多いようです。うちの近所のお大師様は42番霊場なので、
男の厄年と同じということでお参りの方が多いようです。

実を言いますと、僕は地元に住んでいながらまだ一度も
「お大師まいり」をしたことがないのです。信仰心のないバチ当たり
な人間であるのと、この日は必ずしも休日ではないのでなかなか
機会がないのです。たとえ休日に重なったとしても、花が一杯の
この時期には山に行っているので、それどころではありません。

「お大師まいり」のコツをお教えしますと、2日間にわたって
お接待は行われるのですが、お接待をする人たちはだいたいが
かなり高齢のご婦人たちになっています。緊張感を長く持続できる
年齢ではないので、初日に行ったほうが良いと思います。
場所によっては初日しかお接待をしないところもあるようですし、
お接待の食べ物を沢山用意していても、なくなってしまえば
おしまいですから、初日のお昼過ぎくらいまでに精力的に
回られると良いと思います。早いところでは午後3時位、
遅いところでも午後5時にはお接待は終わってしまいます。

お昼ごはんの心配は要りません。あっちこっちでお接待を受ければ
お腹一杯になってしまいます。お菓子なども配られるので
大き目のスーパーのビニール袋を持っていくことをオススメします。

またそれぞれの霊場に駐車場があるわけではなく、道の狭いところも
多いので、支所などに問い合わせて地図をもらい、近いところは
歩いて回ったほうが結果的に早く回れると思います。

佐波川河川敷の風景


右田ヶ岳


ハマダイコン


この時期、佐波川の河川敷は上流のほうからずっと
黄色のじゅうたんを敷いたような状態になっています。
自然に増えていったのでしょうが見事です。
一般に「菜の花」と呼ばれますが、これらにも数種類
あるようで、スミレ以上にアブラナ科は苦手です。



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季節の移り変わりは早いもので、もうお彼岸がやってきました。ソメイヨシノの開花も、高知県では観測されたようですが、山口県でももう時間の問題です。
ところで桜の似合う場所とはどこだろうかと考えてみました。公園、城跡、庭園などなど、いろいろな場所が考えられますが、僕は学校ではないかと思うのです。学校ですからガイドブックなどに「桜の名所」として掲載されることは少ないと思いますが、桜の木の似合う場所ナンバーワンは「学校」に一票を入れたいと思います。
丁度、時は卒業シーズン、もう少しすれば入学のシーズンです。別れの季節でもあり、出会いの季節でもあります。その光景の片隅に花びらを散らす桜というのは欠かせないような気がするのです。
また学校の校章にも桜の花がよく使われます。そんな意味でも学校と桜の木というのは切っても切れない関係にあるように思うのです。

今は大抵の学校には桜の木が植えられているように思うのですが、その数ある学校の桜の木の中にあって、「ベストオブ学校の桜」に推したいのが、防府市にある「向島小学校の寒桜」です。防府市の天然記念物にも指定されています。
木の形が素晴らしいのです。横に向かって枝を張り、キレイな形を作っています。夏の葉の茂る時期には、きっとこれまでに多くの子供たちに木陰を提供してきたのでしょう。きっと子供たちの記憶に残る木だったはずです。

★向島小学校の寒桜




先日の「仰げば尊し」の記事の冒頭で使っていた桜の写真も、この向島小学校のもので、15日に撮影したものでした。そのときにはまだ5分咲きくらいでしたが、今回丁度満開を迎えていました。17日の卒業式の模様がこの桜の木とともに新聞に紹介されていました。





学校の敷地内にあるので立ち入り禁止で近くで見ることはできないのではないかと思っていましたが、この時期は特別に配慮してあるようです。
校舎の片隅のほうで、おそらくご近所の人たちなのでしょうが、ビニールシートを広げてお花見をしていました。学校はまだ授業中です。都会の学校では考えられないような光景だと思います。田舎ならではの光景です。
でも本来、学校とは子供たちの教育の施設というだけでなく、このように地域の人たちも気軽に入れて、憩いの場にならなければならなかったはずです。そうすることによって子供たちも地域の人たちと触れ合うことができたはずなのです。
ところが学校でのおかしな事件が相次いで起こり、子供たちは学校に隔離されたような状態になってしまいました。これは子供の教育にとっては大きなマイナスです。おかしな世の中になってしまったものです。
ずっと地域の子供たちの成長を見守ってきた桜の木も、現代のおかしな世の中を憂いているのではないでしょうか。

今回の記事を書くにあたって、nguさんに開花などの情報をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

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知り合いに「無料入洞券」をいただいたので久しぶりに秋芳洞に入ってみました。何年ぶりでしょう。近くに住んでいると意外と行かないものです。入洞料は大人1200円と安いものではありませんし、こんな機会でもないと行きませんね。

★入り口


以前は右側の無粋な屋根はなかったように思います。中はずっと歩いていけるのですが、昔は船で洞内を見学していたそうです。何人かで船に乗り、順路に沿って張ってあるロープを全員で手繰り寄せるようにして前に進んだそうです。でもこれも楽しそうだなと思いました。

★百枚皿


秋芳洞を紹介する記事には、たいていここか次の黄金柱が載っています。秋芳洞を代表する景観なのですね。やっぱり秋芳洞は日本一と言われるだけあってスケールの大きい鍾乳洞でした。久しぶりに見て感激しました。

★黄金柱


中はかなり暗いので写真がうまく撮れませんでしたが、これなどは自然の造形物なのに彫刻家が作ったような柱でした。これほどの鍾乳石は世界でも珍しいのではないでしょうか。

もうかなり昔の話ですが、「アンノン族」という言葉がありました。女性雑誌のアンアン、ノンノからとった言葉ですが、そのアンノン族が流行っていた頃は「萩・津和野」といえば観光旅行のメッカでした。
ところが今、山口県は観光客が減少してしまいどこの観光地も寂れています。黙っていてもお客が来る時代はとうの昔に終わっていたのに、「殿様商売」気質の山口県は何の対策もとってきませんでした。
おまけに今度は人口までもが急速に減少しています。若い人たちが魅力のない山口県を見捨てて外に出て行っているのです。
歴史、自然と魅力あるものは沢山あるのに、現代の嗜好に合わなくなってしまったのか、山口県は現在深刻な危機的状況を迎えています。ただし行政がこの危機的状況を本気で打破しようと真剣に考えているかどうかは別の話です。

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日本にはナベヅルの越冬地が2ヶ所あって、ここ山口県周南市の八代盆地と鹿児島県出水市の出水平野です。本州では唯一の越冬地ですので、鶴とこの場所は国の特別天然記念物に指定されています。

ところが昭和のはじめ頃には400羽近く飛来していた鶴は年々減少し、この冬の飛来数は現在13羽です。環境の変化を鶴が嫌ったためだといわれています。逆に出水平野では飛来数が増えて、今度は感染症の蔓延などが懸念されています。

確かにこのあたり田んぼは圃場整備され、道路も整備され、近くでは新たに道路の工事が始まっていました。昔の風景は知りませんが、人間の手が入りすぎているように感じましたから、鶴が嫌うのも仕方がありません。餌付けか何か行われているのか、鶴よりもカラスの方が沢山いました。

どうも鶴の世界も人間の世界も同じようです。人口の都会への集中は止まりそうもありません。山口県は長崎県と並んで人口の減少率1位、2位を争っています。流出しているのは若い世代の人たちでしょうから、タダでさえ山口県は活気がなくなっているのに、ますます活気がなくなってしまいます。鶴も大事ですが、人間のほうもどうにかしなくてはいけません。

遊園地などにしてもディズニーランドのように人が集まるところにはどんどん集まり、集まって儲かるから設備投資が行われてますます魅力的になっていきます。一方、地方の寂れた遊園地は人が来ないから設備投資もできない。施設は年々古くなっていくから、ますます魅力がなくなりさらに人が来なくなる。きっと八代盆地も鶴にとっては地方の寂れた遊園地みたいなものなのだと思います。



こちらは大家族?、と思ったら、これらはデコイ(模型)なのです。デコイを置いて鶴を呼び寄せようという作戦だったのですが、効を奏しませんでした。努力されている方たちには失礼ですが、素人が考えてもちょっと浅はかな作戦だと思いました。これを見て「あっ、仲間たちだ」と思うほど鶴もバカではないと思うのですが。

自然保護と観光開発は相容れないものだと気づくべきです。人間の手が加われば自然は必ず壊れるのです。自然を守りたいのならば人を寄せ付けないようにするしかないと思うのです。鶴を観光資源にしようとしている現状ではいずれ鶴は来なくなると思います。

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年が明けてすぐに近くの正八幡宮に参拝しましたが、その日の夕方に仕事場の近くにある防府天満宮にお参りしました。天満宮ですから菅原道真が祭ってあり学問の神様です。長男が今年中学校に進学するので行ってきました(別に受験するわけではありませんが)。すぐ近くにあるのに僕以外の家族は正月に参拝するのは初めてです。
ここは山口県で最も三が日に参拝客の多いお宮で、日本三天神のひとつに数えられています。ちなみに日本三天神は以下のとおりです。

①大宰府天満宮(福岡県)
②北野天満宮(京都府)
③防府天満宮(山口県)※三つ目は他にも説があります

★参道


夕方でしたが沢山の参拝客で賑わっていました。後ろに聳える山が天神山と呼ばれる山です。

★神社が見えてきました


子供たちは参道脇の露店が気になって仕方がないのですが、先を急ぎました。

★境内も大賑わいでした


境内も大賑わいで、この門の外まで参拝客の列ができていました。

★本殿


明治神宮や川崎大師などとは比べ物になりませんが、この人の数は県内では一番だと感じました。

★春風楼


本殿の西側にある建物で、もともとは五重塔を建てる予定が途中で頓挫し、このような形になったそうです。ここからの防府の眺めは格別です。

★春風楼からの眺め


丁度夕日が沈むところでした。初日の出を見ることができなかったのですが、初日の入り(?)は見ることができました。今年の元旦はほんとうに穏やかな一日でした。
今年一年、嫌な事件や災害がないことを祈るばかりです。





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