
僕には広島に一緒に山歩きをするお友達(グループ)がいます。この方たちは非常に熱心、タフ、そして博学なので僕としても一緒に歩くだけで勉強になるのです。山口県に来て頂いて秋吉台を一緒に歩いたり、こちらから広島に出向いたりと良いお付き合いをさせて頂いています。
ところがこの方たちが来られると、とても天気が悪いのです。先月来られたときも、それまでずぅ~っといい天気、その後もずぅ~っといい天気だったのに、その日に限って終日雨
。それでも一日秋吉台を歩きました。それ以前も雨の日が多く、ついた称号が「カッパの似合うご一行様」。多分、強力な雨女がいるに違いありません。
その方たちと昨日は角島を散策しました。夕方までには広島に戻らなくてはいけないということで、朝8時からお昼までとちょっと忙しいスケジュールでした。
前日の天気予報はやっぱり雨
。前日のメールのやり取りで苦笑いするほど、「仕方がない」とほとんど諦めムードでした。今回も前日は晴れ、そして今日も晴れの予報と、ほんと「雨を狙って来ているに違いない」と思っていました。前線が通過するせいで雨が降るということだったので、雨だけではなく風も心配されました。なにせ角島は日本海に浮かぶ島ですから風も強いのです。
前日にはカッパ、スパッツ、大きめの傘、パンツや靴下などの着替え一式、ビニール袋や新聞紙と何が起きてもいいように万全の体制を整えました。ヤフーのピンポイント予報でも午前中は「強雨」となっています。「花を見る余裕なんてあるのだろうか」、そんな不安が頭をよぎりました。
そして朝起きてみるとやっぱり雨
。風も強いようです。家を出るときには土砂降りで車に乗り込むまでにかなり濡れました。途中もずっと雨、気持ちが徐々に萎えてきました
。
ところが山をひとつ、ふたつと越え、日本海が近づくと徐々に雨足も弱まり、そして角島に着いたときには何と青空までのぞいているではありませんか。これには正直驚きました
。
そして予定通り散策し、お目当ての花を見たり、写真を撮ったりしました。またお弁当を作ってきてくださって、広島の山で採れたキノコ入りの炊き込みご飯をいただきました。そして角島の橋のたもとでお別れするまで、風は強かったのですが、ほとんど雨には遭いませんでした
。そして帰り道は再び土砂降りの雨、時にはワイパーが効かなくなるくらいに降りました。「この雨が歩いているときに降っていたら悲惨だったなぁ~」と改めて思いました
。
この日の出来事を僕は角島で撮影された映画「四日間の奇蹟」にちなんで「四時間の奇蹟」と名づけたのでした。
写真は映画「四日間の奇蹟」の角島ロケで使用されたチャペルです。今も角島に保存されています。
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角島(10月9日)