ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

ホリエモンに託す夢

2005年04月07日 | 日記
日本放送、フジテレビ、ライブドア、SBIなどとそれぞれの主幹証券会社の表や裏の駆け引き・取引についてもっと詳しく知りたなといくつかのサイトを見たりしていたが、知人の死が続いたりで、落ち着かない毎日。8日の葬儀に出られるように、配達のアポを延期してもらい、土曜日に見に行く予定だったバレエを月末の公演チケットに変更してもらったり、猫の世話を隣人に頼んだりと障害をクリアして明日の午後出発できるようになりました、やれやれ。ラッキーなことに上司が先週から日本に出張していて不在なので、私も気兼ねなく休めるわけです。感謝!
いろいろこなしながら、何故私はホリエモンを憎めないのか・・というより積極的に応援しているのか・・・ずっと考えていました。その心は・・おそらく先が見えている団塊世代のおじさんたちが、自分の叶えられなかった夢をスーパーヒーローに託すかのように彼を応援しているのとたいして変わらないんだけど、私は21年前にどんな気持ちで日本を飛び出したのか・・とあの頃の自分を思い出していました。
21年前の私は、東京の満員電車で朝晩ヨレヨレになりながら会社に通っていて・・同じく周りのヨレヨレサラリーマンを見て、これが先進国日本の一流大学を出て一流企業で働く連中が中流と思っている暮らしなのか?こんな家畜列車に詰め込まれて会社とウサギ小屋を往復する毎日に何も怒りを感じないのか?と私はひとり怒りに燃えていたわけです。さらに21年前の女にとって日本の男権社会の壁は厚く、こんな国はExodusだ!とばかりに当時流行っていたボブ・マーリーのレゲエ音楽Exodusに乗って出エジプトならぬ出ニッポンを試みたってわけです。私には金儲けも起業の才覚もないし・・・ま、ホリエモンは男で、それは日本ではまだまだ女性に比べて有利だけど、既得権益集団に根回しもせず、ストレートにぶつかっていく姿は楽天の社長なんかより好感が持てますね、私には。というわけで、私が出来なかったことをやっている彼を素直に応援しているわけです。 彼の日本放送買収ということがなければ、日本のおじさんたちはいまだにノー天気にしてたでしょうが、彼が出てきて初めて買収対策を講じ始めたり、法を改正しようとしたりアワアワしているんでそれも外から見てるとおかしいな。

偶然、堀江貴文の半生記のようなサイトを見つけました。お勧めです。 彼って子供がいたんですねえ。

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1 コメント

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Unknown (tyuio)
2005-04-14 09:29:16
ご不幸が続かれたようですが、ご心中お察し申し上げます。二週続きの葬儀、しかも距離にして650㎞の移動(往復で日本列島の半分ですもの)ですから、お疲れになったことと思います。



さて、ご無沙汰しているうちに日本ではlivedoor VS フジのバトルにも新展開がありました。リークしたのは讀賣新聞ですが、いわゆる「大人の解決」へ動き出すようです。livedoorがニッポン放送の全株をフジに売却、そのかわりに業務提携をするというシナリオらしいですが、まだまだ予断は許さないようです。私はこのことよりも、讀賣のリークに注目。『ナベツネ』人脈ですね。同じ穴のムジナとも言いますが(笑)



さて、ご紹介のあったサイトを拝見しました。ホリエモンがバツイチで子どもがいたことは知っていましたが、この記事は面白く拝見しました。



>彼が腐らず、グレなかったのは、「あきらめた」からである。(そのサイトより抜粋)



なにごともあきらめないように見えるホリエモンと、一見正反対に見えますが、この解釈はとてもよくわかります。私も同じような考え方かな、と思うからです。なんともならないことに行き着くと、そこに生じるのは「諦観」です。でも、それで初めて座標軸が決まるというのか…。うまく表現できませんが、「諦観」という設定ができてこそ、ベクトルの方向が決まるのです。私も。スケールは月とスッポンですが。だから、ホリエモンに惹かれるのかも知れません。初めてそう思いました。



さて、ここではあまり触れられていませんが「料理のスキルのない、共働きの母」つまりハハエモンについては、以前ご紹介したチチエモンの出演していた番組で、わずかばかり情報を得ています。チチエモンいわく「母親はキャリアウーマンでして、息子は母親似です。天才肌というんかな。」



その番組中でハハエモンの姿はなかったのですが、別番組でチチエモンとハハエモンはすでに別居して久しいこと、ハハエモンは経理の能力にたいへん優れ、勤務先の経理を一手に仕切っていることなどをやっていました。



なるほど、家庭(子ども)よりも仕事優先。しかもお金に明るい。たしかに息子は母似のようですね。ホリエモンが育ったのはどんな家庭だったのだろうという興味と、妻のことを「天才肌」と評する夫との関係など、下世話な好奇心がくすぐられております。
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