ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

聖ニコラウスの誕生日

2006年12月07日 | 日記

12月6日は、サンタクロースの伝承の元になったキリスト教の司教、ニコラウスの生まれた日。ドイツの子供は、12月5日の深夜に長靴や長靴下をドアの外に置いておくらしい。つまり、ドイツでは聖ニコラウス(サンタクロース)は12月6日にやって来て、キリスト様の誕生日だということになっているクリスマスには来ないのだ。でもクリスマスプレゼントというのもあるから、それは家族からもらうものだと思っているのかな、多分。

うちの会社の上司も本日は、女性全員に下のような聖ニコラウスを模ったチョコレートや雪だるま風のチョコ、クリスマスツリーにぶら下げるチョコなどの盛り合わせをプレゼントしてくれました。




これだけのチョコレートを食べるとすごいカロリーになりそうだ・・

クリスマスが近づいているというのに、一向に寒くならない。今日も朝から生暖かい。昼間は15度くらいもあって、一体全体どうしたっていうのだと不気味に感じるくらいの暖かさ。

おまけに、クリスマスが近づいているというのに、暗いニュースが二つも飛び込んできた。

2日(土)に同僚のドイツ人エンジニアが心臓麻痺か心筋梗塞かで急死。まだ48歳。私より1年あとに入社したから今年で20年目だった。入社してすぐ日本に2年くらい研修に行っていて、帰国してから日本人と結婚。あとに奥さんと2人の子供が残されてしまった。

もうひとりは、以前にうちで働いていた男性。同じオフィスの同僚は彼がやめた後もコンタクトがあって、つい数週間前に会ったところだったらしい。彼の場合は新聞の死亡広告の書き方からすると自殺に違いないと同僚は言う。44歳だった。

それでなくてもドイツでは、クリスマスの前後に自殺率が高くなるらしい。クリスマスは日本の正月と同じで家族の集まりの行事なのだ。身寄りのない孤独な人が悲観して自殺するというわけだ。キリスト教の歯止めがあっても・・というか、キリスト教の頂点の行事の只中でど~んと孤独を感じるんですかね・・。

私も1人暮らしだけど、全然そんなこと感じません。Only is not lonely. です。