ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

宴会@くるみギャラリー

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

さてさて。

撮影がとりあえず一段落して、試食開始です。

お料理たちは、持ってきたお重から和佳さんの器に全部移動されていきました。

 

 なにやらにぎやかな・・・(^^)v

 

誰ともなく「宴会、宴会・・・」って。

そおよね。大皿に盛り合わせたら、それしかないよね(^^;)。

 

 

写真撮影でものすごく盛り上がり、この企画決まった!!みたいになっていたのですが、実はまだ誰もひと口も食べていない。

口に入れた瞬間、「うぇ~っ。まずぅ~。食えたもんじゃない。帰れ!!」・・・なんてことになったらどうしよう・・・。

そうなんです。この段になって突然現実が私を襲ってきて、もうドッキドキでした。

 

でも、・・・すごく喜んでいただけました。よかった。よかった。よかったー!!(涙)

 

 

食べているうちに「これはもう少し柔らかくしてホクホクしていたほうがいい」「いや、私はこれくらいがいい」など、ご意見もいただき始め、本番までにはもっともっとおいしくできるように・・・と力が入ります。

でも、力の入りすぎも問題。

きっと、相当リキんでたんでしょうね。ひじきもお豆も戻し方が少し浅い。人参もいつもよりほんの少し固い。ごはんだって、ほんのほんの少し固いの。

 

お料理って不思議。そういう心の状態が出るんだなあ・・・って思いました。

 

 

それと、器の力。

器は好きだから、結構選んで買っているけれど、作家さんのものって全然ちがう。

まして、大好きな和佳さんの作った器。お皿はたぶん見たことなかったけど、こういう感じかな・・・って想像しながら作るのはとても楽しかった。

「出会い」ってあるって信じてるけど、器とお料理、これも出会いじゃないかなあって思いました。とってもおこがましいのですけどね。

 

そして、あーなんて楽しいのでしょう。この宴会モード♪ わーい(^^)(^^)

 

 

「あのハートランド出そうよ」って声に、奥からビールが出てきて。

食べ尽くされてほぼ残骸(^^;) 

このカップも和佳さんのだって。他の作家さんのも。

作家さんの器で宴会できるのも、ギャラリーの宴会ならでは。いや、宴会をしにきたわけでは・・・(^^;)。

 

当日は料理は車で運ばないといけないなあとか言う話になって、「でも、そしたら飲めないよ」「24時間置けるところがあるからそこに置けば・・・」とか、あれれ、何だかもう終わってからの宴会の話になってるし(^^;)。

でも、それ、すごく楽しみ。いっそ、国分寺に泊まろうかしら(笑)。

 

その後も次から次へといらっしゃる作家仲間さんたちに、「いいとこに来ましたね」ってみなさんに食べていただいて、最後はお皿は空っぽになりました。

 

 

こうして、来年3月の企画が決まりました。

詳しいことはまだこれから。楽しみです。

 

 

最後にもうひとつ画像を。

古森さんが撮った写真を送ってくださったのだけど、小さく出来ないの。だから見にくいけど、画面さわって全体を見てみてください。

他にもたくさんあるんだけど、画面に収まるように加工できたら、またご披露しますね。

 

 

コメント (2)
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「器とごはんの・・・」 企画会議@くるみギャラリー

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

 

わくわくしたこと、感動したことはすぐ言葉にできないタチです。

だから、この、先週の金曜日のこと、書くのが今になってしまいました。

心がふるえるほど素敵なことだったから、大切に書きたくて今日になりました。

 

 

昨日書いた、二人展に持っていったお弁当。

到着してすぐギャラリーのまん中のテーブルに広げて、企画会議です。

  

まず最初に盛りつけ前をみんなでパチリ。

 

 

 奥の和佳さんのお皿。

これに盛り付けることになりました。

 

・・・のですが、なかなか始まらない。

実は私、アーティストの皆さん(変な書き方だったらすみません!!)なので、盛りつけとかやっていただくんだと思ってたんです。この空間、器に合った、芸術から見た盛りつけ・・・みたいなのがあるのだと思って。

先日の撮影はそうだったから。写真撮影を意識した、絵としての料理というか。それはそれは見事でした。人には得意分野があるから、きっとこの日もそういう「企画会議」になるのかな・・・って、思っていました。

 

しかし、皆さん「いや・・・あの、私は料理の盛りつけはわからない」・・・と、お箸が浮いたままになっている。

え、どうしよう。私みたいなヤツがこのお皿に盛り付けていいんですか・・・。自信ないんです。ひえ~どうしましょう・・・。

 

でも。それじゃあ。私の感覚で。

どう置けばどのおかずもおいしそうに見えるかな。ひとつひとつをじっくり見て、味わってもらえたらいいな。そう思ってお箸でお皿に置いていきました。なんだかひとつひとつがかわいく思えてきます。

 

 

できました。まずお決まりの写真撮影。

 何だかみんなもおすまししながら(^^)。

左から。古森さん。みなさんのお仲間の伊藤さん。ギャラリーオーナーの寺口さん。和佳さん。

 

 

あーだこーだ言いながら出来たのがこれです。

 

  

 

 

ちがうのにも盛り付けてみましょう・・・ということになり、長いお皿も登場。

初めは一番上の写真のように黒いテーブルに置いていたのだけれど、お皿が映えるかな・・・と、展示の棚に場所を作って移動。

そうね、こちらの方がお皿がきれいに見えます。

 

  箸置き?

いえいえ、ちがうんです。

古森さんの棚から「これちょうどいい」って、和佳さんが。小鳥がかわいいでしょ。

でも、きっと洗いにくい。洗うのこわい。誰が洗うの・・・? と、きっと今日だけ登場の一品!?

 

 

こうして無事に撮影終了。企画会議もまずは一段落。ホッとしました。

 

 

でもね。私、この時、心がふるえてました。

だってね、お皿に盛り付けていくうちに、お皿もお料理もいきいきとし始めた気がしたのです。

どちらもまるで生き物のように、呼吸し始め、おしゃべりを始めた、そんな気がしました。

きっと大げさだと思います。でも、心底そう思いました。とても幸せだと思いました。そして、あー私はこういうことがしたかった、こういうものが作りたかったのだと、思いました。

 

おなじみのおかずでしかないけれど、今までこの瞬間のために作ってきたのかもしれないな・・・なんて思いました。

きっと、この日のことを私は忘れないでしょう。忘れないようにこれからも作っていきたいなあと思いました。

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ふたたび・・・「古森秀夫・堀込和佳 二人展」@国分寺くるみギャラリー 

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

先日、おべんとさげて訪れた日のこと、それから、この二人展のこと、ちょこちょこっと書きましたが、今日はやっと本編です。

 

中央線に乗ってたどり着いた国分寺。はじめての街です。

なんとなく想像していたのは、今私が住むニュータウンとはちがう空気が流れていること。歩くだけで楽しい発見のある場所じゃないかなということ。

・・・あたっていました。駅からトコトコ歩きだしただけで、じっくり味わってみたい魅力がありました。

なんせ、両側にそそられる飲み屋さんが・・・いえ、そうじゃなくて(^^;)。

 

携帯を取り出して撮りたいポイントが次から次へとあるんだけど、手には大事な風呂敷包みが。

ひっくり返しちゃ元も子もない・・・とガマンして歩くのでした。

 

 

たどりついたのが上の写真の「国分寺くるみギャラリー」。

ノロノロしてすっかり到着が遅くなっちゃった私。中を覗こうとすると顔がたくさんこちらを・・・。

すみません。やっぱりお腹すいちゃったですよね(^^;)。

 

ごあいさつもそこそこに、いきなり風呂敷を解くことになるのですが・・・。みなさまには先に作品を、ね。

 

そうそう。今回の二人展のおふたりは、ご夫婦です。

和佳さんとは先日の「小さな和み展」で再会を果たし、この日はその日のご縁で伺ったのですが、古森さんとは初対面。

「小さな和み展」でも作品を出していらしたので拝見していたものの、実はちょっと緊張。

だって、DMに

「古森秀夫(ドローイング)・堀込和佳(使う絵としての陶)」ってカッコ書きがあって、むむむ、何やらむずかしいぞ、どうしよ、ごはん持って行きます!!って言ったものの、本当にそんなノリで行ってよいのだろうか・・・心の片隅でちらりと???が。

でも、来ちゃったし。 ・・・でも、そんな心配無用でした(^^)。

 

先に、和佳さんの作品から。

  

どれもやさしい色合い、でも強さも感じると思いました。

どれもよくって、全部カメラに収めたかったけど(カメラちゃうけど、携帯やけど ^^;)一枚で全部収めようとしたのは無理が(^^;)。

 

 

 

  

これかわいいの。動物さん、うまく撮れなくてごめんね。

 

そして・・・。

この器が素敵で。小さな器。棚に収まってて、棚がまた素敵なんです。

そしたらね。この棚、うおつかさんからいただかれた古道具の棚なんだって!!

ひゃー。うおつかさん。私が尊敬する、勝手に師とあおぐ、うおつかさん。私、この棚にさわっちゃったよ。ひゃあ~♥

 

 

気を取り直して、古森秀夫さんの作品。

  これがなんとかわいいこと。

ちいさな缶?にちいさな世界が。ひとつひとつにお話があるみたい。

 

 

壁にこんなかわいい空間が。素敵な色だったんですが、うまく撮れませんでした。ごめんなさい。

とりさん?は陶器でできてて、はっぱみたいな形の大きいのは紙なんですって。うーん、どういえばいいかわからないけど、とにかくかわいくて、壁は限られてるのにひろがりというか夢がある感じ。

こんな言葉で表現していいかわからないけど、ほんとに全部とってもかわいい。

 

 

こんな作品に囲まれたギャラリーのまん中で、お重を広げて・・・♪

 

 

帰り道、少し駅の方に歩いたところに、これまたガラス張りの小さなお店が・・・。

  「LES JEU」

外からひょいとのぞくと、さっき見た古森さんの作品がお店の壁や窓際に飾られていて♪

お店右奥はバーカウンターかな。

んー。入ってみたい・・・。また今度(^^)。

 

 

これで駅に戻って、中央線に乗って帰途についたのですが、ありゃりゃ。お料理の話は・・・眠いからまた明日こそ、ね。

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