ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

「器とごはんの・・・」 企画会議@くるみギャラリー

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

 

わくわくしたこと、感動したことはすぐ言葉にできないタチです。

だから、この、先週の金曜日のこと、書くのが今になってしまいました。

心がふるえるほど素敵なことだったから、大切に書きたくて今日になりました。

 

 

昨日書いた、二人展に持っていったお弁当。

到着してすぐギャラリーのまん中のテーブルに広げて、企画会議です。

  

まず最初に盛りつけ前をみんなでパチリ。

 

 

 奥の和佳さんのお皿。

これに盛り付けることになりました。

 

・・・のですが、なかなか始まらない。

実は私、アーティストの皆さん(変な書き方だったらすみません!!)なので、盛りつけとかやっていただくんだと思ってたんです。この空間、器に合った、芸術から見た盛りつけ・・・みたいなのがあるのだと思って。

先日の撮影はそうだったから。写真撮影を意識した、絵としての料理というか。それはそれは見事でした。人には得意分野があるから、きっとこの日もそういう「企画会議」になるのかな・・・って、思っていました。

 

しかし、皆さん「いや・・・あの、私は料理の盛りつけはわからない」・・・と、お箸が浮いたままになっている。

え、どうしよう。私みたいなヤツがこのお皿に盛り付けていいんですか・・・。自信ないんです。ひえ~どうしましょう・・・。

 

でも。それじゃあ。私の感覚で。

どう置けばどのおかずもおいしそうに見えるかな。ひとつひとつをじっくり見て、味わってもらえたらいいな。そう思ってお箸でお皿に置いていきました。なんだかひとつひとつがかわいく思えてきます。

 

 

できました。まずお決まりの写真撮影。

 何だかみんなもおすまししながら(^^)。

左から。古森さん。みなさんのお仲間の伊藤さん。ギャラリーオーナーの寺口さん。和佳さん。

 

 

あーだこーだ言いながら出来たのがこれです。

 

  

 

 

ちがうのにも盛り付けてみましょう・・・ということになり、長いお皿も登場。

初めは一番上の写真のように黒いテーブルに置いていたのだけれど、お皿が映えるかな・・・と、展示の棚に場所を作って移動。

そうね、こちらの方がお皿がきれいに見えます。

 

  箸置き?

いえいえ、ちがうんです。

古森さんの棚から「これちょうどいい」って、和佳さんが。小鳥がかわいいでしょ。

でも、きっと洗いにくい。洗うのこわい。誰が洗うの・・・? と、きっと今日だけ登場の一品!?

 

 

こうして無事に撮影終了。企画会議もまずは一段落。ホッとしました。

 

 

でもね。私、この時、心がふるえてました。

だってね、お皿に盛り付けていくうちに、お皿もお料理もいきいきとし始めた気がしたのです。

どちらもまるで生き物のように、呼吸し始め、おしゃべりを始めた、そんな気がしました。

きっと大げさだと思います。でも、心底そう思いました。とても幸せだと思いました。そして、あー私はこういうことがしたかった、こういうものが作りたかったのだと、思いました。

 

おなじみのおかずでしかないけれど、今までこの瞬間のために作ってきたのかもしれないな・・・なんて思いました。

きっと、この日のことを私は忘れないでしょう。忘れないようにこれからも作っていきたいなあと思いました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふたたび・・・「古森秀夫・... | トップ | 宴会@くるみギャラリー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国分寺くるみギャラリー」カテゴリの最新記事