ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

宮城の味をいただいてきました。

2012年04月02日 | ギャラリーウエアミー

「はなびら市」終了後は、ギャラリーウエアミーへ。

今回出店のお声かけくださったギャラリーウエアミーのオーナー竹見さんから「はなびら市終わったらウエアミーで飲もうね」ってお誘いいただき、和佳さんはじめ悪い誘惑が次々と・・・。

おむすび持ってくし車だし朝も早いし、なんて尻込みしてたけど、裕美さんが車出すよって言ってくれて・・・。それで決まり(^^;)。

 

そしたら、今ウエアミーで個展をされている姉歯公也さんがお料理をされる「古郷宮城・味の記憶」というイベントがあるとのこと。宮城の地酒一ノ蔵と森泉、そして姉歯さんの手作り郷土料理がいただけるそう。

うわあ、すごく行ってみたい。作家さんの手作り郷土料理って聞いただけで、とってもわくわくする。それから、一ノ蔵。とても大好きなお酒。ウエアミーに初めて伺ったときにいただいた思い出もあり、今回の佃煮にもぜいたくに使ってる。

これも何かのご縁かも、と思いつつも、うーん、たくさんの方々がいらっしゃるんだろうなあ・・・と、心の中でちょっと尻込み。

そう、実は結構気が弱い。いや、それはうそかもしれない。でも、たくさんたくさん人が集まるところは苦手・・・だと自分では思ってる(^^;)。

でも、ま、いっか、行ってみよう、とだんだん大胆な気持ちになってきて。

 

 

そして始まりました。ギャラリーに入るといっぱいいっぱいお料理が並んでました。きゃー、早く食べさせていただきたい。わくわく。

宮城の食材を使ったお料理の数々。それがとても美しく並んでいました。それはもちろんとても美味しかったけれど、何かとても伝わってくるものがあると思いました。東北のお料理はしっかりした味付けの印象だったけれど、とても温かくてやさしい味がすると思いました。

そうして、そのお料理とお酒を囲んでとても楽しい空気が流れていました。

 

 

「味の記憶」。記憶の味。私も大切にしたいなあ、めざしたいなあと思っていること。恐れ多くもお料理を作られた姉歯さんともお話をさせていただき、とてもうれしかったです。

もうすぐ7日のくるみギャラリーのイベントもやってきます。私もこんなふうに人の心をあたたかくするお料理が作れるかなあとちょっと心配になってしまいました。

でも、私は心をこめてお料理をするだけかもしれない、そう思います。それがどこでも、いつでも、何であっても。

 

この日いただいたお料理は食材にもひとつひとつ物語があって、思いをこめて選び下ごしらえに手間をかけてていねいに作られて、どれも本当に美味しかったけれど、宮城の辛子を使った菜の花のお料理が私は絶品でした。絶妙な茹で加減、シンプルでこんなにおいしいのは素材に対する愛情でしょうか。周りに人がいなかったら器ごと抱えて食べたいくらいおいしかった。もしかしたら、体も菜の花を欲してたのかもしれないなあ。

それと、三陸新若芽。それから、ばっけ味噌に胡桃味噌などお味噌料理の数々。凍み豆腐、油麸、そして・・・全部やん。あー、今も思い出しただけで・・・。

 

食は人と人をつなぎ、人をしあわせにする、それを実感した時間でした。あー、楽しかった。

 

 

気がついたら数時間が過ぎていて、でも何だか延々続きそうな感じだったのでひとり先においとまさせていただきました。たくさんの方との出会いも楽しかったです。ほんとに苦手なんですけど(^^;)。

家についたとたん、どっと疲れが出て、そしたら娘がお風呂も入れておいてくれて、先に入らせてもらってバタンキュー。めいっぱい楽しんだ一日が終わりました。

本当に本当にごちそうさまでした。ありがとうございました。

 

コメント
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