浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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どこへ行く日本

2008-11-18 23:13:10 | 出来事
時間があれば会社帰りに八丁堀までてくてく歩く、と云うような事をはじめたのが2007年6月。一年半になった。もう何回歩いただろう。

とは云え、ここ1ヶ月は中途半端にいろいろ忙しくて歩けてなかった。

その代わり週末の自転車を頑張ってた訳だけど。

今日はかなり落ち着いていたので歩く事にした。これまで普段、どうがんばっても1時間はたっぷりかかる道程だったのだが、今日はなんと50分で歩ききった。あちこち筋肉はぎしぎししてて、結構辛かったにもかかわらずこのタイム。自分でもややびっくり。これは週末の自転車のお陰かもしれぬ。

頑張ってきた甲斐がありましたね~。


ところで。ところでと云うか。

大阪で再び発生した轢き逃げ死亡事故である。なんど繰り返せば終わるのか。

亡くなった16歳の男の子。東川達也さんが哀れで悲しい。息子に歳が近いだけではない。

お父さんと同じ仕事に就いて、初任給もらった直後の事故。いろいろ事情もあったのだろうけど、健気で、これからという人生を奪った罪は重い。引き摺られているその時の怖さと無念さは察するにあまりある。

心からご冥福をお祈りする。

犯人の市川保は41にもなって飲酒運転の罰金を親に立て替えて貰っていたらしい。
アホだ。こんなヤツは二度と社会に出てきてほしくない。死刑になるなら同じ目にあって死ね。とつい思ってしまう。

僕も車を運転するし、お酒も飲むが、飲酒運転はした事がない。誤解を恐れずに云えばする機会自体がない。繰り返す人は生活環境に問題があるのではないかと思う。
生活環を変えない限り繰り返す人は繰り返すと云う事ではないかと思う。

こんな悲惨な事故を繰り返さない為には、生活環を根本的に変えないとダメだろうと思う。この生活環を創り出しているのは何も本人だけではない、親も、友人も、こんなヤツに酒を飲ませているお店も、市川保を取り巻く世間が創り出していると思う訳で、生活環を変えると云う事はそれら全てが変わる必要があると思う訳だ。

市川保を罰するのは簡単な事だ。しかしそれでは事故はなくならない。事故をなくすためには、こうした生活環を作りだしている関係者全てが変わらなければならない。

こんな事故を繰り返し起こしている地域全体を精算する必要があるのかもしれぬ。

いろいろ事情があったのかもしれないけど、警視庁で飲酒運転してる場合ではない。一度人間関係が解体するくらいの組織改定が必要だと云う事だ。

そんなテコ入れをして精算をする。組織をリセットする。膿を出す。問題が起きたらその責任を追及していく姿勢がなければ振り逃げ、やり逃げは絶対になくならない。

厚生省の事務次官とその奥さんに対する殺傷事件が連続して発生している。
テレビではこれをテロと呼んでいる。


テロリズムとは、

日本の国内法においては「政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で多数の人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊する行為」なんだそうだ。

引退した事務次官とその家族へ向かう暴力が果たして「テロ」に相当するのかどうかは犯人像がもう少し判明しないとハッキリと言えない。但しテロかテロでないかに関わらず日本の現代社会において決して許されることではない事は間違いない。

しかし、もし仮に犯人がここ最近の年金問題に対する報復として犯行を行ったのであったとしても、それは政治上その他の主義主張なのだろうか。

これは国がきちんとその罪を突き詰め精算してこなかった事にも一因があるとつくづく思う。事件が起きた責任は、責任問題を放置した政府にも問題がある。国がその責任追及を放置してた結果なのではないかとつい思ってしまう。

大阪の轢き逃げ。社保庁の年金問題。

このふたつの事件、遠く離れた関係の薄いところで起こった事件だけど、僕にはとっても似た問題が含まれていると、とっても感じる訳である。


どこへ行く日本。