浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
最近新設したページ
2024年度第3クォーターのレビューのページを追加しました。

義母が亡くなりました

2016-05-25 19:32:00 | 出来事
ブログすっかりごぶさたしてしまいました。

何かと忙しくて疎かになってしまっておりました。
5月21日土曜日に闘病していた義母が亡くなりました。77才でありました。

大腸がんが見つかり大腸を切りつめる手術を受けましたが、腹膜への転移がみつかりました。これは腹膜播種というもので切除が出来ない部位なのだそうです。

医師からは抗がん剤治療を進められましたが、そもそも体があまり丈夫ではない義母は癌治療を謝絶する選択をしたのでした。


これが2014年11月。この時僕は椅子から落っこちるくらい驚いたものでした。自ら治療を受けないという選択をする勇気なんて自分には無理。と思った訳ですが、義母としてはこれ以上苦しむのは嫌だという訳で、重く苦しい選択に深く考えさせられるものがありました。



2016年2月に腹痛が起き、予め決めていた痛みの緩和治療を専門にする病院に入院。義父は泊まり込みでの付き添いが始まりました。

カミさんも極力仙台に滞在し、浦安の生活は僕と子供たちが協力して回すような状況でした。

ちょうど3か月となった土曜日。義母は眠るように亡くなったということです。

僕らももちろん駆けつけた訳ですが、何やら気配というものが何もない。普段ならなにがしらの気配というものがあるのだけど、不思議なくらい何もない。

結果的には、期待していたよりはやや短かったとはいえ!治療を断ったおかげで、旅行や趣味に時間を使うことができたし、ひどく苦しむこともなかったことで、とてもよい選択であったし、本人の希望に沿った最期であったことから何も思い残すものなく、すーっと天に昇って行ったのだろうね。というような話を皆でしておりました。

出棺の際、外に出るとそこに美しい蝶が飛んできて、僕らが棺を囲むその円の真ん中に降りたのでありました。

僕が撮った写真には義父、娘、孫たちが見下ろして瞠目している顔とその目線の先にとまる蝶が映りこんでいたのでした。

これは義母がお礼に気持ちを伝えるために遣わした使者であると思う。最後の最後に鳥肌の出る思いを致しましたが、義父もカミさんも晴れやかな気持ちになったのでありました。

葛西のバラ

2016-05-05 18:35:00 | 出来事
今年のGWは稀に見る忙しさであります。仙台への帰省も家族別々に行って、別々に帰ってきた。仙台も浦安も1人残るようにはしないように配慮した結果でありましたが、目まぐるしい。

加えてお持ち帰りした仕事も断続的にやってて、義母の病室でも書き物しちゃいましたよ。
まったくも。

送信者 2016ドロップボックス


今日5/5は連休中はじめて夫婦でお休みらしいお休みを過ごしました。

午前中はお約束の自転車を踏み。

午後は買い物がてら葛西でバラを鑑賞。

今年は温かくなるのが早かったのでどうかと思っていましたが、沢山の花が咲いていました。

送信者 2016ドロップボックス


傾きかけた日差しにバラの花が透けてみえるところがとても美しい。のだけど、なんだかうまく撮れてないですね。

送信者 2016ドロップボックス


ファインダーじゃなくてディスプレイを見るタイプのデジカメは老眼が進んだこともあって、正直よく見えなくなってきた(笑)


送信者 2016ドロップボックス


しかも逆光だともうほとんどカンで撮ってる感じだ。カミさんは期待してた紫のバラがまだ咲いてなくってちょっとがっかりしておりました。

まだ蕾でした。

来週?あたり咲くかな。しかし来れるかな。




4月の読書メーター

2016-05-05 08:24:00 | 読書
ブログの更新を怠っています。怠慢してるわけではなくてただ忙しい・・・・。
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1198ページ
ナイス数:42ナイス

クジラの鼻から進化を覗く (遺伝子から探る生物進化 1)クジラの鼻から進化を覗く (遺伝子から探る生物進化 1)感想
☆☆☆☆★ 鯨、陸上に上がった生物が再び海に戻った物語を嗅覚の痕跡から辿る予想外の旅は波乱万丈で面白いことこのうえない。小ぶりな本ながら鮮やかな読書体験を残す良書でありました
読了日:4月25日 著者:岸田拓士
世界の夢の集合住宅世界の夢の集合住宅感想
行ってみたいやつばかりでした
読了日:4月24日 著者:
金持ちが確実に世界を支配する方法――1%による1%のための勝利戦略金持ちが確実に世界を支配する方法――1%による1%のための勝利戦略感想
☆☆☆☆☆ スーザン・ジョージの舌鋒はますます鋭くなるばかりで、IMFの人たちも一度ちゃんと読んだ方がいいね。これ。読んでもピンと来ないのかもしれないけど。
読了日:4月24日 著者:スーザン・ジョージ
幕末明治 不平士族ものがたり幕末明治 不平士族ものがたり感想
☆☆☆☆★ 探していたものを見つけた気分です。明治維新とは、それに続く動乱を含め当時何が起こっていたのか、おぼろげだった理解がかなり鮮明になりました。
読了日:4月24日 著者:野口武彦
古文書はいかに歴史を描くのか―フィールドワークがつなぐ過去と未来 (NHKブックス No.1236)古文書はいかに歴史を描くのか―フィールドワークがつなぐ過去と未来 (NHKブックス No.1236)感想
息子の恩師より卒業記念に頂戴したものです。ありがたく拝読させていただきました。フィールドワークの実際に関する手順に関するところは、単に読み物としてだけ歴史と関わっているような僕らにとって、なるほどそんな活き活きとした接し方があるんだ思わされました。何よりこうした活きた歴史観を共有することで生き方、考え方を変えていく人との出会いは感動的でした。
読了日:4月3日 著者:白水智

読書メーター