昨日は渋谷にがん検診にでかけてきました。以前はある一定の年齢になると強制的に半日コースの人間ドックの予定が入ってきたので嫌々でも検診を受けていたのだけれども、会社の大人の事情というものなのか、自分で勝手に予約して行けと、しかも以前は取引のあるお客さんのかなり立派な施設だったものが、自前の施設に変更だそうで、この施設はところでいつからここにあるのか、なんで渋谷にあるのか、不思議な話であります。
がん検診なんて行って変な結果が出ても困るし、バリウムが面倒で、放置した結果の方が悪いことが起こることはわかっているのに自分で予約しろということになってしまうとなかなか出来ない。
そんな訳で意を決して久々の出撃でありましたが、なんと2012年以来3年ぶりだという。
前職では基幹システムの刷新という大きなプロジェクトをやっていたのだけれどもその稼動前まで遡るということですか。
さすがに放置しすぎたかな。
梅雨で自転車に乗れず悶々としているところで本日は快晴。外れを引くにしてもここで引くとはなんとも残念な。こんな事も重なると来年はまた忘れたふりとかしてしまいそうだなー。
どうせ渋谷に行くのであれば、折角なのでちょっと寄り道をしてみた。
建物鑑賞でお散歩ということを随分と続けているのだけれども、新宿、渋谷方面はなかなか攻略
できない。生活圏にないから仕方ないのだけど。
その西側にあって一目見てみたかったものの筆頭はビラ・モデルナ。1974年に坂倉建築研究所というところが設計したもの。写真でみてもどんな構造になっているのか、どんな街に立っているのか、やはり自分の足で行ってみないとわからない。何時か機会があったら是非と思っていたのでありました。
そんな訳で検診の予約よりもちょっと早めに自宅をで、クルマでぐるぐるっと見てきちゃおう。
首都高はがらがらでカミさんを職場に送って行ったその足で高樹町の出口までは凡そ20分。20分?で渋谷?
グーグルマップのナビに導かれるまままずは北側のビラ・ビアンカから。
こちらは1964年、堀田英二氏によるもの。50年前のマンションですが、このハイソ感たるやいったい全体どうした訳でしょう。立派に現役です。
実際暮らすとなるとどうなのかというところはやや気になる。斜め上に人の家があって目線が若干気になるというようなことはないのだろうか・・。
次はすぐそばにあるビラ・セレーナとビラ・フレスカ。まずは
ビラ・セレーナから。1971年。これらは坂倉建築研究所設計のもの。このビラ・シリーズというのはどうやら興和商事というところがデベロッパーとして複数の建築家にオーダーをしたマンションのシリーズになっているもののようです。
ここもとってもステキですが路地が狭くてうまく絵が撮れません。なかもとっても気になる。
ビラ・フレスカ 1972年。
前でちょっと見ただけの印象ですが、一番住みやすそうなのはここだと思う。しかしクルマはどうすんだここ。駐車場は・・・・。
そして本命のビラ・モデルナ。
いややっぱりこの存在感はすごい。しかし思っていたよりも全体としては小さかったな・・。
なかはどうなっているのだろう。もっとじっくり鑑賞したい場所でありました。写真もうまく撮れないし・・・ここは午前中陽が上がってくると逆光になるよ。
無事、目論んでいた建物を回って大満足の上での、バリウム一気飲みでありました。