ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

日本の幸せな時代は終わった

2019年02月01日 | 国際・政治

元号なんて無いほうが良い

 

今年の春に元号が変わり、平成が終わって、新元号になるのでTVではいろいろ記念番組をやっているが、私は元号なんて無いほうが良いと思っている。元号があると年の計算が大変という単純な理由。西暦で統一した方が良い。それに、こう言っちゃなんだけど、慌てて決めたせいか「平成」という文字が野暮ったいし、語感が悪いので気に入らない。

 

その「平成」という時代に、アジア東部では大きな戦争が無かったのは良かったけど、今後も大きな戦争が無いかどうかは不透明。

 

日本の幸せな時代は終わった

 

アジア東部の従来の平和は

 ・アメリカによる強大な軍事力

 ・内に籠って牙を研いでいた中国。鄧小平によれば「韜光養晦(とうこうようかい)」

 

という事情により、アメリカによる一強体制でアジア東部は安定していたが、今後はそうはいかない。今後は

 

 ・アメリカは巨大な軍事力を維持できないので、アジア東部から退く

 ・中国はアジア全体で勢力拡大を図っている

  

アジア東部のパワーバランスは、アメリカの一強体制から、アメリカと中国の二強体制に移行しつつある。そうなると、退く方向のアメリカの穴を埋めるのは日本ということになり、日本の軍事力強化が進むことになる。

 

アメリカはハワイまで退く

 

第二次世界大戦前のように、米軍はハワイまで退く可能性もある。アジア東部でのアメリカ撤退の穴を埋めるために、アメリカは日本に代わりをさせるかもしれない。あるいは、日本は自らこの地域の安全を担うことになるかもしれない。

 

中国は太平洋の小国を占領する

 

空母なんていう厄介なものに金をかけるより、太平洋の小国を乗っ取るという方法が手っ取り早い。選挙に勝った親中派の政権の要請に応じて、あるいは親中派のクーデターに乗じて、太平洋の島国に中国人を送り込めば、簡単に占領できる。従来はアメリカがこの地域に目を光らせて来たので、あからさまな工作は出来なかったけど、アメリカがハワイまで退けば簡単に達成できる。しかし、中国が太平洋の島国を勢力下に置くことは、日本やアメリカに脅威を与えるので、絶対に防ぐ必要がある。これらは日本がやるしかない。

 

日本はアメリカと中国のどちらにつくか?

 

今のところ、日本が中国側につくと思っている人は極めて少数派でしょう。しかし、

 

・中国は台湾を占領した

・韓国は北朝鮮とともに中国の衛星国になり、駐留米軍は撤退した

・中国は、カンボジア・ラオスを衛星国にし、パキスタンを影響下に置いた

 

これらは直ぐということではないが、一つの可能性として心しておく必要がある。そしてこうなった時、争いを避けたい人は中国側につくと言い出すかもしれない。

 

中国は日本に干渉してくる

 

さらには、アメリカのロシア疑惑のように、中国は日本における世論工作を活発化させるかもしれない。経営が苦しい日本の新聞社やTV局に金と人を送り込むという手もある。

 

結論

 

アメリカと中国はこたつに入って(表面的には)仲良くしていたので、日本はその間に座りぬくぬくと上手くやっていた。しかし、今はコタツの中で足を蹴りあっているアメリカと中国の間でどちらに付くのか、あるいは足の蹴りあいに参戦するか、考えなくてはならない時期が来ている。

 

補足ですが、私は好戦的な人間ではありません。しかしアジア東部の将来を冷静に考えると、今まで通りの穏やかなアジア情勢であるわけがないと思います。

 

2019.02.01


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