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岸田首相と安倍元首相が生きていたら

2023年11月15日 | 国際・政治

岸田首相は外交!外交!外交!では?

 

岸田首相は国会で「経済!経済!経済!」と叫んだけど、彼は元々「外交!外交!外交!」だった。「外交!外交!外交!」では票にならないとやっと気が付いたのかな?

 

11月初めに岸田首相はフィリピンとマレーシアを訪問した。その時、TVで見る顔は生き生きしていた。岸田首相は外国を訪問して金をばらまいてくるのが性に合っているのかな。その後、日本に帰ってきて国会の答弁に立っている時の顔は暗かった。

 

岸田首相は自ら外交の細かいところまで気を配るが、人事や国内問題は人任せかもしれない。

 

安倍元首相が生きていたら

 

安倍元首相は昨年2022年7月に手製の銃に打たれて亡くなりました。今生きているとしたら、どうなっているのか、どう思っているのか、想像してみました。

 

  • ロシアとウクライナの戦争をどう思ったか? また、ロシアは歯舞色丹・国後択捉の北方領土を返す意思の全く無いことがハッキリしてどう思ったか?

 

 ロシアとウクライナの戦争開始は2022年2月24日なので、安倍元首相は生きていた。その時、安倍元首相は「こりゃ、ロシアは北方四島を返す気持ちは無いぞ!」と明確に思ったはずです。

 

2022年03月09日の「ウクライナ侵攻でロシアの本音が見えて来た」や2020年10月19日のブログ「ロシアのやり方は変わらない」に書いたように、安倍元首相は、在任中に11回ロシアを訪問し、プーチン大統領とは27回会っている。目的は北方領土の返還交渉の道筋を付けることだけど、これは全く無駄だった。安倍元首相もロシア訪問やプーチン大統領との面会の後半では、(ロシアがウクライナに侵攻しなくても)ロシアの本音を薄々知っていたはずです。

 

しかし安倍元首相は、ロシアの肩を持つことは無かったでしょうね。森元首相や鈴木宗男氏のような態度は取らなかったと思う。

 

安倍元首相の死後、プーチン大統領やロシアの高官は「 歯舞色丹・国後択捉は返さないぞ」という姿勢を明確にしてきたし、そのように発言している。これだけロシアが態度をハッキリさせると、安倍元首相も心残りは無いでしょう。

 

  • 旧統一教会問題はどうなっていた

 

安倍元首相が生きていたら、ここまで旧統一教会問題は大きくならなかったでしょう。自民党と旧統一教会との関係がここまで炙り出されることはなかったし、旧統一教会問題が自民党全体に広がらないように、何とか抑え込むように動いていたはずです。

 

  • 安倍元首相にベッタリだった官僚はまだ元気

 

安倍元首相は官邸に内閣人事局を作り、高級官僚の人事権を官邸が握った(と報道されている)。高級官僚の人事権を握ったことで、安倍元首相にベッタリとくっ付く官僚が確かにいた。安倍元首相が健在だったら、これらの官僚は現在も元気だったのでしょうね。その点では、安倍元首相の威勢が無くなったのは良かったかもしれない。

 

  • 共産党から慰められる自民党

 

旧統一教会と安倍元首相や自民党との関係が世間的に明らかになった頃、駅前で共産党のおじさんやおばさんがビラを配っていた。(共産党も高齢化しているようです) その中央で候補者らしい人が「伝統的な保守層を裏切った自民党!」と声を張り上げていた。全くそうだ、共産党は良くわかっている。共産党からこのように慰められるようでは、自民党もお終いだな。

 

  • 自民党は過半数にしがみつく

 

自民党のコアな勢力は30%くらい(私の個人的見解です)だけど、創価学会や旧統一教会などに下支えされて、今は過半数の勢力を維持している。これらの勢力が離れれば、あるいはこれらの勢力が衰退すれば、自民党の将来は分からない。そうであっても、自民党は過半数を得るために、理念を捨ててどっかの勢力と結んで過半数を維持しようとするはずです。

 

2023年11月17日

 


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