りんかい線とは?
東京の「りんかい線」はJR山手線・埼京線・池袋新宿ラインの大崎駅から新木場駅までの7駅で、ほとんどが地下です。下のGoogleマップでは、オレンジ色の線で、大崎駅から埼京線の電車が乗り入れています。「りんかい線」は東京都が91.32%、JR が2.41%、その他が残りを出資する東京臨海高速鉄道(株)が経営しています。
JR羽田空港アクセス線が工事中
現在、田町駅付近から分岐する休止中の貨物線「大汐線」(上のGoogleマップで青紫の線)を経由し、海底トンネルで羽田空港に至る「羽田空港アクセス線」の工事中で、2031年に完成予定です。これが出来ると、山手線の東側、例えば常磐線や東北線の電車が羽田空港に直接乗り入れることが出来るので、利便性が大きく向上する。
千葉方面からのりんかい線が羽田空港アクセス線に乗り入れ
JR東日本は、りんかい線から大汐線への橋渡し線(上のGoogleマップで赤線のA)の工事も着工していて、羽田空港アクセス線と同時に開通させると報道されています。
新木場駅(上のGoogleマップで上右端)は、東京メトロ有楽町線、JR京葉線、武蔵野線の駅もあるが、各線との直通運転は無く、乗り換えが必要です。しかし、JR京葉線とりんかい線の線路は繋がっており、技術的には直通は可能なので、直通が出来れば千葉方面から羽田空港は乗り換えなしで便利になる。しかし、JR京葉線ーりんかい線ーJR羽田空港アクセス線となると、運賃計算が難しくなるという金銭的な問題が残ると書いている記事もある。
大崎駅からのりんかい線と羽田空港アクセス線との接続は後回し
大崎駅からのりんかい線と羽田空港アクセス線の接続(上のGoogleマップで赤線のB)は後回しになっています。これが出来ると、山手線の西側(渋谷や池袋など)から羽田アクセス線に直通できるので、非常に便利になる。京急空港線や東急の蒲蒲線構想に配慮したのでしょうか。
都営臨海地下鉄乗り入れ
東京都は、臨海部の人口増加に対応するために、「都営臨海地下鉄」構想を持っている。この「都営臨海地下鉄」は東京駅付近から東京ビッグサイト付近までの7駅を予定しています。そして、東京駅方面では、秋葉原まで来ている「つくばエクスプレス」を東京駅付近まで延伸して線路を繋ぐ構想もある。
東京ビッグサイト方面では、「りんかい線」と接続する構想もある。「都営臨海地下鉄」沿線には車両基地を作るような土地も無いので、「りんかい線」との接続は必要と思われる。
この「都営臨海地下鉄」は2040年の開業を目指すということで、かなり先です。
りんかい線はおおもて
上記の構想全てが完成すると、「りんかい線」にはJR埼京線、羽田アクセス線、京葉線、そして「都営臨海地下鉄」や「つくばエクスプレス」の電車が直通することになり、大賑わいです。
2024年9月9日