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ほぼ週二 横浜の山の中通信

人と異なる視点から見る

行き当たりばったりの習近平は失脚する

2023年01月15日 | 国際・政治(中国)

韓国の政権が野党に変わると同じでは?

 

先ずは韓国の話から。

徴用工の問題で、韓国側は韓国の財団が金を出す方法を考えているとか。しかし、今の政権は保守系。保守系の時は良いけれど、政権が野党系に変わると慰安婦の問題と同じように覆ることになる。麻生お坊ちゃん、林お坊ちゃんは詰めが甘い。何回も騙される、いかにも自民党らしい解決方法。

 

王毅氏は共産党の外交責任者に

 

中国の王毅外相は、共産党中央外事工作委員会弁公室の主任に就任した。これは、楊潔篪(ヤン・ジエチー)党政治局員が引退したので、その後任になる。王毅氏は中国外交を取り仕切ることになる。

 

新外相は秦剛氏

 

王毅氏に代わり、外相に秦剛 ( チンガン ) 駐米大使が任命された。

 

秦剛氏というと、外務省の報道官時代は強気の発言で知られていて、私もうっすら覚えている。その記憶があるので、最近の秦剛外相の顔を見ると昔の面影が無いような? 何か疲れたオッサンのような顔をしている。駐米大使時代にイジメられたかな?

 

中国のコロナ政策は無茶苦茶

 

ご存知のように、習近平は「ゼロコロナ」政策を続けていたと思ったら、「コロナ感染」政策に急に切り替えた。それで中国人の入国者にPCR検査を義務付けた日本に、中国はビザの発給を停止して日本に圧力を掛けたのには、呆れてしまう。こんなことをするのは、戦狼報道官と言われた戦狼新外相秦剛氏の影響なのかな? 彼ならやりそう。

 

てなことを考えていたら、14日に北京大学は累計で9億人(中国の人口は14億人)が感染したと発表するし、中国の保健当局は一か月間の死者が約6万人(従来発表では1日数人なので、5万人は驚異的な数字だけど、これでも少ないはず)と突然発表したのはなぜ?

 

こういう行き当たりばったりのやり方を見ていると、習近平が中国の次の5年間を治めることは無理と思う。Newsweekは、「中国はコロナ危機ではない、『政治体制』の危機に瀕しているのだ」と書いていたが、そうかもしれない。

 

(私のブログのどこかで、「中国の政治体制は一体のように見えるが、それがうまく機能したことは無い」という誰かの見方を書いたけど見つけられなかった)

 

アメリカには対抗措置は取らないだろうな

 

中国外務省の報道官の会見で、記者が「アメリカが日本の様に、中国からの入国者にPCR検査を義務付けたら、中国はアメリカに対してビザの発給を停止するのか?」と聞いたら、報道官は答えなかったらしい。そうだろうな、アメリカとの外交は中国外務省の範囲ではなく、共産党の仕事になるので何も言えないと思うよ。

 

もしかしたら、日本や韓国は中国外務省の管轄かもしれない。だから、ビザの発給を停止できるのかも?

 

習近平は5年持つか?

 

習近平は、異例の三期目に入ったし、周囲を自分の息のかかった子分で固めているけど、こんなことでは三期目の五年間の政治を行えるとはとても思えない。それでも、対抗となる人がいなければ、何とかなるかもしれないけど、中国はそんなに人材難なのか?

 

2023年1月15日

 


中国で大事故はなぜ少ない?(下)中国の重大事故はなぜ少ない

2022年08月20日 | 国際・政治(中国)

中国で大事故はなぜ少ない?(上)日本の大事故」の続きです。

上記ブログでは、昭和の戦後の重大事故を出来る限りリストアップした。日本では、数十人以上の死者が出る事故(自然災害を除く。人災というべき事故)が戦後に多発していた。

 

今回のブログでは、中国における重大事故を取り上げ、日本と比較してみる。

 

フロリダでコンドミニアム、ワシントンでビルが倒壊

 

フロリダでコンドミニアムが倒壊

その前に、参考としてアメリカの例。TVで報道されたように、フロリダの海岸沿いに建っている築40年のコンドミニアムが倒壊した。実際に居住していた人の実数がわからないけど、行方不明者が150人以上いると報道されている。監視カメラの映像では、三棟ある建物の内、二棟があっという間に崩れた。

 

前にも書いたけど、アメリカで建築中の5階建ての建物を見てビックリした。鉄骨の細いこと。確かに地震が無い地域では、地震による揺れは考えなくてよいので、こんな細い鉄骨でも大丈夫と一応納得した。しかし、フロリダのビルの倒壊は鉄骨が細いからでは無さそう。

 

強風で首都ワシントンの5階建てビルが倒壊

これは重大事故ではないけど、強風でビルが倒壊するというビックリする話。7月1日のロイターによると、首都ワシントンの5階建てビルが強風で倒壊し、作業員が一時閉じ込められた。さすがにこれは日本では無いよね。足場が崩れることはあるけど。

 

中国の重大事故

 

ここから本題。中国の事故を見ていく。(私が調べた範囲なので、漏れはある)

 

①中国の炭鉱、鉱山事故

 

・重慶のガス爆発事故で、死者22人

昔、炭鉱だったか鉱山だったかで爆発事故のニュースが出た記憶があるが、何百人もの人が死亡したような事故ではなかったような?

 

日本の炭坑は地下深い坑道を掘削するので、可燃性ガスの突出や岩盤の崩壊が起きやすい。したがって、日本では必然的に事故が多くなる。中国の炭鉱や鉱山が、露天掘りなのか深い坑道なのか、それらがどれほどの比率なのか詳らかではない。

 

その前提で、過去の日本と比べて中国の炭鉱や鉱山事故の報道が少ないと思う。しかし、中国でも炭鉱や鉱山は辺鄙な場所にあることが多いので、隠そうとすれば隠せるので、本当のところは分からない。

 

②中国の爆発事故

 

・2014年8月12日、天津市の危険物倉庫

爆発が2回発生、死者165人、行方不明者8人

 

・2015年8月に天津市の危険物倉庫

大爆発が起き、死者165人、行方不明者8人、負傷者798人を出した。もっと被害が大きい可能性があるけど・・・?

 

・2019年3月21日、江蘇省塩城市の化学工場

爆発が発生し、死者64人、行方不明28人。

 

・2019年3月21日の河南省・義馬ガス工場

爆発が起き、死者12人、行方不明3人。

 

中国の爆発事故は比較的多い印象がする。爆発事故は都会部に多く、目立つので隠蔽するのは難しい。しかし、被害が少ないように、情報を抑えることは出来る。

 

③中国のビル火災

 

・2010年11月 上海の28階建て高層アパートで火災が発生し、約60人が死亡。

・2016年5月  遼寧省で建設中の高層ビルが炎上した。けが人は無し。

・2021年3月 河北省石家荘にある26階建てのオフィスビルで火事が発生したが、死傷者は無い。外装材が燃えた。

 

中国では、高層のアパートやオフィスビルが日本より多いと報道されている。それなのに、高層ビルの火事は比較的少ない?し、死傷者も少ない?ように感じる。事故そのものは隠せないけど、被害はある程度隠せる。

 

④中国の建物の倒壊

 

・2020年3月 福建省で7階建てのビルが倒壊。改装工事中。死亡10人、23人捜索中。

・2021年6月 湖南省で7階建てマンションが倒壊、5人が死亡、7人が負傷。このビルは住民らが建てたとか。

 

これらをみると、中国の建物の倒壊事故の件数は少ないし、死者数も少ないように感じる。高層のアパートやオフィスビルは日本より多いのに? 不幸を囃すわけではないが、死者数を少なく発表しているのでは?という疑問がある。

 

中国では、粗悪なコンクリートを使用したとか、施工が杜撰なビルが多いと昔から報道されている。これが本当だと、建物の半分くらい(私の印象です)は手抜き工事と思えるのに、ビルが大崩壊したというニュースを聞いたことが無い。何で? 上に書いたように、アメリカでも高層ビルの崩壊は時々起きているが、アメリカの例と比較しても少ない印象がある。 死傷者も少ないような? 

 

手抜き工事をしても、地震が起きない限り崩壊しないのかな? あるいは、もう少し時間が経って老朽化しないと崩壊しないのかな?

 

⑤中国の船舶事故

 

あまり聞かない。日本には報道されていないのかな? 中国南部は台風が来るので、船舶事故が日本並みに起きてもおかしくない。それに、漁民は遠洋まで漁に行っていると報道されているので、漁船の事故がもっと起きてもおかしくない。

 

⑥中国鉄道事故

 

2011年7月に浙江省温州市付近で在来線型の高速鉄道が脱線事故を起こし、4両が高架から落下し、死者40人、負傷者172人が出た。当局は高架から落下した列車を調査もしないで近くに埋めようとした。1両の定員が約100人らしいので、死者が40人というのは少ないような感じがする。

 

これ以外に、大きな鉄道事故を聞かない。どうして? 中国の鉄道網は日本の何倍もあるはずなのに? 中国の鉄道に、運行に関わる安全装置の設置が進んだ? それとも、列車の運行頻度が日本と比べて大幅に少ないから?

 

⑦中国の航空事故

 

中国で大きな航空事故をたまに聞くが、Wikiで調べると日本と同程度の飛行機事故が起きている。それでも中国の国土の広さや人口の多さから考えると、日本の1/10程度の大事故しか起きていない。

 

いくら中国が隠そうとしても、民間航空機の事故は隠せない。中国の民間航空機のほとんどは西側のメーカー(ボーイングかエアバスか中小型機メーカー)の飛行機だから。

 

⑧中国のロケット事故

 

1996年2月、西昌衛星発射センターから打ち上げられた「長征3号B」が近隣の村に落下し、新華社は6名が死亡し、57名が負傷したと報じた。しかし、海外メディアによると死亡者は数百人規模であったとみられている。(ニューズウィークから引用)

 

ロケットの事故は共産党や政府が隠したいけど、国民から目撃され、ネットで広がる可能性が高いので、事故そのものは隠しようがない。それでも、軽度の事故のように見せたい。大事故となると事故自体は隠せないけど、死傷者の数は隠している可能性はある。

 

⑨中国の人災による重大事故は少ない?

 

こうして、中国の重大事故(自然災害以外の事故)を見てきたが、アメリカのコンドミニアムの倒壊や今までの日本の重大事故を見ていると、中国で報道された重大事故は少ない感じがするし、被害を受けた死傷者も少ないように感じる。

 

中国の重大事故は本当に少ないのか、それとも人為的に操作されているのか?ぜひ知りたい。もし、中国の重大事故が本当に少ないのなら、中国の安全システムが優れているのかもしれないし、国民の安全に対する意識が日本よりも高いのかもしれない。

 

2022年8月20日

 


中国で大事故はなぜ少ない?(上)日本の重大事故

2022年08月14日 | 国際・政治(中国)

このテーマについては、下記のブログで既に書いている。

2021年03月06日の「中国の新七不思議

2018年06月14日の「中国に仰天映像は多いが大事故は少ないのはなぜ?

ここではもう少し詳しく見ていきます。

 

日本の大事故はなぜ多い!

 

日本では、台風や大雨、地震・津波、噴火などの自然災害が毎年起きている。それに加えて、人災が主原因の重大事故も起きている。これらの事故の中には、自然災害が原因の一つである場合(例えば船舶事故)もあるし、全く人災と言うべき重大事故も起きている。近年はこういう重大事故が少ないけど、昭和の時代は多かった。

 

そこで私の素朴で大きな疑問。人口も面積も10倍以上もある中国で、人災が主原因の重大事故が日本より少ない印象がある。これに関して、中国では大事故が起きても、隠蔽されていると考えている人も多いかも知れないが、それだけでは説明できないような感じがする。

 

日本の重大事故

 

まず、日本の重大事故を見ていきます。私の記憶では、終戦後に次のような大事故があった。(全ての重大事故を網羅しているわけではない)

 

  • 炭鉱、鉱山事故

・昭和38年の三井三池炭鉱三川鉱

炭塵に引火して爆発し、458人が死亡

・昭和40年の三井山野炭鉱

メタンガスが突出して爆発が起き、237人が死亡

・昭和56年の北炭夕張新炭鉱

可燃性ガスが突出して起きた坑内火災で93人が死亡

 

昭和には、これ以外にも炭鉱事故が続発していた。日本の炭鉱は露天掘りではなく、坑道が地中深く伸びているので、可燃性ガスの突出が起きやすいと聞いたことがある。現在、日本の炭鉱はほぼ全て閉山したので、今後炭鉱事故は起きないけど。

 

  • 化学工場の爆発事故やガス爆発事故

化学工場の爆発事故は日本でも起きているが、死者の数はそれほど多くない。それより、地中のガス管を破損させたことで都市ガスが噴出し、大規模なガス爆発が起きている。

・大阪天六の地下鉄工事現場で、ガス爆発が起き79人が死亡

・静岡駅前の地下街では、ガス爆発で15人が死亡

 

  • ビル火災

・大阪の千日デパートビルでは118人が死亡

・東京のホテルニュージャパンでは33人が死亡

・熊本の大洋デパートでは104人が死亡

 

  • 船舶事故

・青函連絡船洞爺丸が台風で沈没し、1155人が死亡

・宇高連絡船紫雲丸が衝突して沈没し、166人が死亡

・マリアナ諸島でかつお・まぐろ漁船群が台風に直撃され209名の死者・行方不明者

(船舶事故はもっと多いがここまでにします)

 

  • 鉄道事故

・桜木町の電車火災では106人が死亡

・三河島事故では158人が死亡

・鶴見事故では161人が死亡

この桜木町、三河島、鶴見は終戦直後なので、車体の安全性が劣っていたし、安全運行の意識が低かったかもしれない。

 

・北陸トンネル内での列車火災で死者30人

・福知山線事故では死者107人

 

日本は運行頻度が高く、乗客が多いので、事故が起きれば死者が多くなる

 

  • 航空事故

・全日空機羽田沖墜落事故で133人が死亡

・全日空機空中衝突事故で162人が死亡

・日航123便の墜落事故では520人が死亡

 

こうしてみると、日本は炭鉱や交通関係の事故が本当に多い。昔から船や鉄道、航空機などで大規模移動が行われている割に安全装置が不十分だったことがあるかもしれない。

 

そこで、私の素朴で大きな疑問は、中国の人口は日本の約10倍あるのに、中国の人災事故が日本より少ない印象があるのは不思議と思いませんか? その理由の一つとして、「事故報道を中国政府や地方政府が抑えている」という意見があるが、この情報化の世の中で、全てを押さえつけるのは難しい。数人規模の犠牲者なら押さえつけるのは可能かもしれないが、数十人、数百人となると押さえつけられるかどうか? ただし、死傷者数や行方不明者を実際より少なく発表することはあるかもしれない。

 

次回は中国の重大事故について。

 

2022年8月14日

続きは「こちら

 

 


中国外務省の小役人

2022年06月20日 | 国際・政治(中国)

中国外務省の小役人は生ゴミを漁っているカラス

 

2022年5月下旬にバイデン大統領が日本にやってきて、台湾に対して従来から踏み込んだ発言をした。これに対して、中国外務省の報道官は定例の記者会見で、このバイデン発言を批判している。しかし、一国の大統領の発言を他国の小役人が批判するのをNHKなどのメディアが報道しているが、それにどれほどの意味があるのか疑問。

 

アメリカ大統領の発言を中国の閣僚級が何も批判しないのは、中国にとって都合の悪い発言を聞かなかったことにしているか、あえて何も言わないでアメリカを刺激しないようにしているからかな?

 

中国外務省の小役人がギャアギャアと騒ぐのは、生ゴミを探して飛び回っているカラスのような物で、ギャアギャアと騒ぐのが仕事。

 

逆に、習近平主席の発言をアメリカの外務省の役人が批判しても、中国は無視して報道しないと思うよ。

 

中国外務省の記者会見の信用性

 

中国の要人は滅多に外に向かってしゃべらないので、日本のメディアは中国外務省報道局の記者会見を引用する。この会見に出て来る小役人を日本のメディアは報道局長とか副報道局長とか、報道官と紹介している。

 

私は以前にも書いているが、外務省の小役人に中国で起きているいろいろなことについて聞いても無駄ではないか?と思う。

 

最近のことで言えば、「中国とロシアの軍事同盟は無い」と答えたらしい。(ニュースで聞いたけど、再度出所を探したが見つからなかった)これって、中国外務省の小役人が答えられる問題なのかな? こういう問題は、中国外務省の管轄ではなく、中国共産党の管轄では?

 

日本のメディア(特にNHK)は、中国外務省の記者会見の信用性について検証してから報道して欲しい。

 

2022年6月20日

 


「信義」は目下の「日本」に要求するもの

2021年12月19日 | 国際・政治(中国)

中国人のメンツは弱いものに対してだけ

 

中国関連のブログを書こうと思い、過去のブログを見ていたら、現在を予見している内容もあったけど、論点が明確ではない内容もあるのは恥ずかしい。その中で、面白いのを見つけた。

 

2015年10月29日のブログ「中国はアメリカと敵対するのか? その補足」の中から修正して一部を引用します。

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インターネットを見ていると、中国人は「自分のメンツを重んじる」が、「相手のメンツは無視する」というのがありました。また、「メンツは上下関係によって決まる」という指摘もあり、「なるほど、そうだろうな」と妙に納得しました。詳しくは、下記参照。

 http://ameblo.jp/xiang-xia/entry-11548293765.html

 

中国通の日本人学者より鋭い指摘です。中国は、強い相手(アメリカ)にはメンツを持ち出さないけど、弱い相手(日本)にはメンツを重んじろと要求してくることに納得します。

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中国通の日本人知識人の話として、「中国はメンツを重んじる(ので日本は中国のメンツを潰さないようにするべき)」という意見が新聞に良く出ていた。ついでに言うと、「韓国は誇り高い(ので、誇り低い日本は韓国がブツブツ文句を言っても大目に見てよね)」も新聞によく出ていた。新聞記者はメンツが無くて、誇り低い職業人のようですが、その割に記事の訂正を嫌うようです。

 

習近平はお返しが無い

 

2021年10月26日のブログ「中国の援助は本当に援助なのか?」に書いたけど、習近平を天皇陛下と会見させても何の役にも立たなかった。修正して一部引用します。()内は後から私が補足した。

 

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昔、習近平が主席に就任する前に日本を訪問した時、(習近平は中国のトップではなかったので)天皇陛下と会見する予定はなかった。しかし、習近平の要請があり、(将来の中国のトップになる可能性のある習近平に貸しを作っておこうと思った)外務省など関係者が奔走したのか、習近平は天皇陛下と会見することが出来た。しかし、前例を無視して天皇陛下と会見させたと、関係者は後で批判された。

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このブログでも書いている様に、日本の外務省は習近平に貸しを作ったはずだったけど、いっこうにお返しが来ない。習近平は、とっくの昔に忘れたのか、初めからお返しなど考えていなかったと思う。目下のものが、目上の者に尽くすのは当然と思っていたのでしょう。

 

「メンツ」のところで書いたように、強い相手(アメリカ)からの「貸し」は意識するけど、弱い相手(日本)からの「貸し」はチャラにするつもりだと言うこと。

 

北京五輪へ日本も来てほしいの?

 

小役人の中国外務省副報道局長は9日の記者会見で、次のように言ったとさ。

 

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米国とオーストラリア、英国、カナダも来年の北京冬季五輪の外交ボイコットを表明したことについて、中国がこれまで関係国に招待状を送ったことはないとの立場を繰り返し、「彼らが来ようと来まいと北京五輪は成功裏に開催される」と強調した。日本に対しては、「中国は東京五輪の開催を全面的に支持した。今度は日本の基本的な信義を示す番だ」とけん制した。

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あれ? 習近平の信義はどうした? それに、米国とオーストラリア、英国、カナダと日本の扱いが違う。日本に「招待状を送ったことはない」のに、「日本が北京冬季五輪に来るのは当たり前」と思っているの? 小役人の中国外務省報道官は、日本の外務省を誇りが無いゴミのような人たちと思っているようです。ちょっと脅せば、両手を擦りながらホイホイとすり寄ってくる太鼓持ちと思っているのでは?

 

そうは言っても、小役人でしかない中国の報道官の口から出まかせの言い草にいちいち反応するのもばからしいけど。

 

2021年12月19日

 

(追記 2021年12月21日)

過去のブログを見直していたら、中国や韓国のメンツやプライドの話を何回も書いていたことを思い出した。例えば

 

2019年08月26日の「典型的な朝日新聞の記事 ~メディアに物申す その71~

2017年09月07日の「核実験はもう無い

 

メンツやプライドも相手によって対応が変わるという例を挙げているので、これらも参考にしてください。