2024年2月23日のブログ「トヨタグループの不祥事」の続きです。
ダイハツは「プロボックスProBox」も作っていた!
「プロボックスProBox」はトヨタの商用バンです。ダイハツはトヨタの“Rocky“(ダイハツ名は”Rise”)やトヨタの“Roomy”(ダイハツ名は”Tank”)を作っているのは知っていたが、“ProBox”もダイハツが製造していたとは! トヨタは国内他社に比べやけに車種が多く、選択肢が広いなと思っていたら、こういう裏事情があったのか! トヨタはダイハツに依存しすぎだろ!
ダイハツは、小さい車が得意なので、トヨタの小さめの車の製造はトヨタからダイハツに移管するという話を昔聞いたけど、商用車の「プロボックスProBox」まで作っていたとは思わなかった。ダイハツが製造する車種がこれだけ多いと、不正なことをしないと、手に負えなかったのは分かる気がする。それに、小さい車は大きい車と比べて利益が少ないし、「プロボックスProBox」のような商用車はやはり利益が少ないはずなので、ダイハツは経営的にも大変だったと思う。
トヨタは車種が多い
トヨタは他の自動車会社よりも車種が多く、購入しようとしているユーザーは車を選ぶのに迷ってしまうけど、トヨタの販売にとってはプラスです。しかし、トヨタの車の中には、似たような車種があって、トヨタ社内で調整されているのかと不思議になる。
車種が多いと言えば、新型クラウンはクラウンと名がつく車が4車種もある。クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステート(24年4月発売)の四つ。「クロスオーバー」はSUV風クーペ、「エステート」はワゴンでもありSUVでもある車種のようです。
クラウンと言えば、セダンというイメージがあるけど、4車種もあるとは? セダンだけでは売れないので、SUV風の車種も揃えたかったと推測する。昔なら、これらを「クラウン」というくくりではなく、別の車種名にしていた。
トヨタは車体フレームを共通化するのに熱心だったという報道を記憶しているが、この最新のクラウンも車体フレームを共通化しているのかな? クラウンのクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4車種の車体フレームが共通なら部品の数は減るけど、4車種もあると部品の数はかえって増えるのでは?
トヨタは車種を整理する
それにしてもクラウンを4車種も作れるのは、ダイハツが小さい車を作ってくれるから出来たのかもしれない。今回の不祥事の対策として、ダイハツは軽だけにするという報道を見たけど、ダイハツの生産する車種が軽だけになると、トヨタも現行の車種を整理しないと今の車種数を維持できないと思う。
いずれにしても、トヨタが世界一の販売量を維持するには、それなりの無理をしていたかもしれない。
2024年2月26日