「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「春立つ日」

2019年02月04日 | 季節の移ろい・出来事

       

またたく間に過ぎ行く時間。あっと言う間に一月は往った。
如月ついたちと思ったら早節分。格別追い払わなければならいな鬼がいるとも思わないまま豆をまき、福を招き入れた。と思いたい。
今年の恵方、東北東を睨んで、手作り和風巻きずしを丸かじり。脂がのってまん丸く光るようなイワシを頂き、季節の変わり目の前夜を楽しんだ。

明けて立春。まさしく春立つ日。その名の通り、昨日までとは比較にならないほどの暖かさ。春近しを思わせる。
喜寿誕生日から1週間。立春を迎えたことで、気持はなんかしら新たな年に向かってリセットされたような。
ただ、直接的に身に降りかかっている諸々を完全消化するには今少し時間を要する。ここまで段取って来た諸々の成果を出すためのもうひと踏ん張りは欠かせない。

「七つの会議」という映画の名セリフではないが「仕事っちゅうのは金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。そうすりゃ金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる」というのがあるらしい。吾輩の場合、いくらサカリキになっても金が付いてくる仕事ではない。だからお客を大事にする神経は遣わなくていい。

しかし、金にもならん仕事を、一緒になって手を貸してくれる仲間は、お客サマ以上に大事にしなけりゃならんことだけはよ~~く心得ている。そんな一枚岩の如きチームワークで取り組むことが、周囲の人に必ずや好印象を与えることになる、とバカの一つ覚えのように信じて、水面下の作業に追われている。

「いつの世も、人を動かし組織を変えられるのは、自分の利益を顧みず、貫ける正義を持つ人ではないか。」と新聞コラムに書かれている。
そんな力も正義も持ち合わせない愚かな三枚目が、立春を機にまた一つ背伸びをしてみようと考えているようだ。
これって時事川柳にさも似たり。ニタリッと笑われそうなことなんだよね~。

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「如月ついたち」

2019年02月01日 | 地域活動

    
                      通学路安全見守りや一斉あいさつ運動など、登校時の児童と交流

「きさらぎついたち」は冷たい雨で始まった。この日は地域挙げての「一斉挨拶運動の日」と決められていた。
通勤ラッシュの国道沿いの狭い歩道を、傘をさして一列に並んで登校する小学生。中学校はもっと遠くになるので、雨合羽を着込んで自転車を走らせる中学生。そんな小中生を、地域の有志や各種団体の役員さんが、要所に立って挨拶したり、安全を呼び掛けたりする、青少年健全育成の大切な活動の一つである。

広報を受け持つ者は、それらの活動状況や、子どもたちとボランティアの人たちとの交流の様子をカメラに収める役割がある。普段よりかなり早く起きて、寒さ対策に加えて雨対策に身を包み、最寄りの小学校の通学路要所でカメラを構えて待つ。子どもたちが到着し過ぎ去っていく後を追って、次の要所でまたパチリ。これは、定位置に立って挨拶や声掛けするのとは異なるややこしさのある仕事である。報道カメラマンの慌ただしい動きによってこそ得られる「生きた写真」の意味が少し分かるような気がする瞬間である。

場所こそ違うが、実は我が子もかつては小中の通学ではお世話になった光景である。
いまその順送りで、自由に使える時間と体力の許す範囲で、我々がよその子どもたちを見守っているというところか。
その昔は、通学路の至る所に「こわもてのおばあちゃん」や「ヘマをすると怒り飛ばされるおじいちゃん」がいたものだ。しかし今は、こわもてや叱ることはご法度である。ひたすら優しく、黙って見守る。もっとも子どもたちも昔のようにやんちゃでなくなった。

2月は頭から時間との闘いに明け暮れた。ひょっとしたら向こう1ヶ月、こんな慌ただしさに追い立てられる予感も。
「忙しい」とは心を亡くすこと。つまり思考力より行動力が勝ることを言うのだろう。
年齢も考えほどほどに。気持ちを整理しながら、ボチボチ。これでいこう、如月ついたち。

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