「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「わらそぐりの季節」

2023年12月09日 | 季節の移ろい・出来事

      
                      トントントン トントントン ひたすらわらを打つ

地元にある二つの小学校の授業の一環として組み込まれている「しめ飾り教室」。指導を受け持つのは地元のおじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃん、要するに過去に自分ちのしめ飾り(注連縄)を作ったことのある人ない人それぞれに、この教室に力を貸してあげようというボランティアの集まり。12月下旬に予定されているしめ飾り教室で使うわらを整える「わらそぐり」に20人が参加した。

12月とは思えないような温かさに恵まれて、我々の作業場となるのは小学校講堂前の屋根だけのロビーだが、寒さがあまり苦にならない。
例年このわらそぐり作業は、寒風吹きすさび、指がかじかむのが通例だが今年の場合、本当にしめ飾りを作る季節なのか疑ってしまう。でも間違いなく師走9日なのだ。
     
           しめ縄に付ける飾り作り                  わらをそぐって、中芯のいいところ取り出して

トントントンしっかりわらを叩いて、ハカマなどの芥を取り除き、中芯のきれいな部分を取り出す。それを10本ずつの束を二つ組み合わせて縄を綯いあげる。特に、神様にからむ縄は左綯い。普通のわら縄は右綯い。この違いが児童にはなかなか理解しにくいし、左縄は綯うのに苦労する。そんなこんな日本の伝統行事を、一緒にやって楽しもうよ、という側面もあるしめ飾り教室。最初は悪戦苦闘しても出来上がった自作のオリジナルしめ飾りを捧げるときの優越感あふれる笑顔。ええね~。この笑顔のためなら多少の苦労はへっちゃらよーと思えるのが楽しい。

明日は今日よりさらに暖かく感じる予報だが、間違いなく師走半ばですぞ。油断は禁物、風邪など引かずに健やかな年末を過ごしましょう。


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