8月6日 今日も朝から灼けつくような厳しい陽射し。78年前のあの忌まわしい広島原爆投下の8月6日と同じように。
100か国を超える世界の参列者を迎え、核兵器の使用を繰り返さない願いを込めて、広島平和公園原爆慰霊碑の前で、しめやかに鎮魂の祈りが捧げられた。
核兵器のない世界の実現と、人類の飽くなき倖せを願う儀式の裏では、侵略戦争に抵抗する国家に対して核兵器使用を是とする為政者が存在する。
広島・長崎の痛み、日本国の痛みを知り抜いているはずの人間が、自国の主張を通すためならいつでも核使用の用意があるとうそぶく。
そんな蛮行を世界中の誰もが止められない、諫めることさえ出来ない世界の現状をどう捉えたらいのだろう。
朝からの自治会公園清掃の中で、8時15分のサイレン吹鳴に合わせ、広島に向かって黙とうを捧げながら、ひたすら世の平和を願う。
そんな不安な世界情勢のなか、またこの炎天下ではあるが、一つの平和のシンボルともいえる105回全国高校野球大会が甲子園球場で開幕した。
山口県代表、宇部鴻城高校も堂々の入場をした。高知中央高校西岡主将の爽やかな選手宣誓もよかった。そして何より、山崎育三郎さん本人のアカペラ歌唱の「ああ栄冠は君に輝く」の熱唱は、甲子園球場全体に響き渡る感動ものであった。
高知中央高校西岡主将の爽やかな選手宣誓
あの朝ドラ「エール」の一場面を思い出しながら、孫君が必死に取り組む野球部練習と重なってウルッとくるものを感じた。核戦争などという人類滅亡に追い込む暴挙は絶対に阻止して、高校球児が伸び伸びと野球をやり、地元の応援団が熱くなるこの平和よいつまでも・・・と祈りを捧げる。
それにしても「ああ 栄冠は君に輝く」は、心に染み入るいい歌だな~と改めて思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます