「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「ふる里の夏、盆踊り」

2024年08月05日 | 風物詩

     
                  孫さんたちの住む町とは異なる夏休み風景 盆踊り会場
       自治会による出店 定番ヨーヨー吊り             景品たくさんの輪投げ               

       
           櫓上の音頭はともかく、下の太鼓は年季が入っていた

この夏休み、二度目の里帰りをした孫姉妹。目的の一つは、嫁さん側のおばあちゃんの提案で、嫁さん三姉妹の家族が一堂に会して一泊二日で遊ぼうということになったらしい。それも日本三景の一つ安芸の宮島にゆったり一泊。宮島水族館見物や廿日市市の大型プールなど豪華に過ごして戻って来た。

そんな彼女たちに、爺ちゃん推奨の、素朴で昔ながらのふる里盆踊りなんかはどうかなとの思いもあったが、そこは小5と小1の姉妹。遊ぶことなら大歓迎で「行く行く!」と大はしゃぎ。
自治会手作りのお祭盆踊り。チケットを買って、ヨーヨー吊り、スーパーボール掬い、景品が豊富な輪投げゲーム。かき氷に至っては早くに氷がなくなって売り切れでお終い。ここらあたりの緩さ加減がふる里盆踊りの真骨頂でもある。その分払い戻しにおおわらわ(笑)

ただ、主催する自治会連合会の高齢化や人手不足は顕著である。その分を地元中学校と連携している。
1年2年の中学生男女が大勢でお手伝いしている。これは一計であり集まる子どもたちも、手伝いの中学生にとっても張り合いのある一晩であり、思い出を作っているようだ。

古来の「岩国音頭」という特異な節回しと太鼓のリズムで、櫓を囲んで自由に踊る。元々は戦没者を慰める慰霊盆踊りが広がり、どこの小さな自治会でもこの時季に行われていた。それも遠い昔の話となり、今では何地区かが合同で行っている。東北地方に、ねぶたや竿灯祭りがあって盛り上がるように、スケールこそまるで小さいが、みんなが一緒になって楽しめるこのようなふる里盆踊りは、受け次いで残したい季節の行事である。

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