「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「基本を守るということ」

2011年12月21日 | 晴耕雨読

       

初挑戦した秋ジャガイモの出来具合が、この年末の大きなお楽しみの一つであった。
この春、同じく初めて挑戦した春ジャガイモの意外な出来栄えに味をしめて、お友達の言う通りに、秋ジャガにも手を出した。基本に沿って慎重に、ひたすら真面目に・・・。

出来た出来たよくできた。茎を引っこ抜いた時点ではビー玉を大きくしたくらいのイモがコロコロ。やっぱり素人には無理か・・・と思いながらゆっくり掘り上げていく。
オッ!出てきた。ン?ここにもあるあそこにも埋まっている。それもスーパーに並んでいるのを上回る形のよさ、大きさそして色白さ。ゴロゴロ出てくる。

植える時期こそちょっと遅くなったが、植え方、肥料の与え方、途中の手入れなどなど、お友達の言う通り基本をきっちり守った。いい加減な吾輩にしては珍しく慎重だった。
土には、これまた別の友が届けてくれたモミガラをふんだんに混ぜ、土をふっくら柔らかく。
ジャガイモが柔らかい土の中で、伸び伸び育ったのがよくわかる。

もうひとつの初挑戦が丸大根と蕪。
        
これも、ネットの家庭菜園などではなく、お友達の指示を仰いで素直に従った。
結果がご覧の通り、お正月を前に、自前の蕪や丸大根が口に入るという寸法。これは気持ちのいいことである。ついでに「やらしゃーなんでも出来るじゃないか・・・」と。

この犬も食わない自慢話は別としても、蕪だってスーパーに並んでいるのと全く遜色なし。
葉っぱは虫食いだらけの完全無農薬。白さとスベスベ感は、こっちの方が優っている。どうだ!!

このように基本に忠実なら、畑の生りものもちゃんと答えを出してくれる。
ところが、基本や参考になる書物など世の中に氾濫しているというのに、物を書くという作業はいつまでたっても横ばいか下降気味。畑の作物のような結果がなかなか見えてこない。
やはり基本に忠実だけでは、味わいとか人間の感情に訴える機微に欠けるということか。
基本を守るということ、やっぱり行うは難しである。

 

 

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8 コメント

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Unknown (人は皆)
2011-12-22 17:01:00
 職業は農業ですと言える腕
 
 満足で終われば後はつまらない

 その悩みどの道を行く人も思へり

 年経ると自分に厳しい点つける
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オールマイティ (ロードスター)
2011-12-22 17:58:15
一芸に秀でた人はその他のことでも何でもできる、といいますが、まさにyattaro-さんがそんな人に見えます。おいしそうなジャガイモ、さて何にして食べますか?
今日は大変寒い一日でしたが、明日は雪とか。又雪見風呂に出かけませんか?
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遜色ないどころか~ (kei)
2011-12-22 18:33:40
クックック、何もかも~! 
何度も何度も、もうコンニャロ~ですよ(笑)
「どうだ!」ったって、反論しようがありませんねえ。
お見事です。よいお正月が迎えられますね。

いろいろなお顔をお持ちです。
これは… 左上45度に見上げるお顔!?

もみ殻を混ぜるのですか…。これって基本?


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厚ちゃん (yattaro-)
2011-12-22 21:40:48
なんのなんの、見よう見まねの駆けだし農夫ですよ。
それも気まぐれにあれこれ手を出してみたり・・・。
まあ何もしないよりはいいか、くらいで楽しんでいるんですよ。
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ロードスターさん (yattaro-)
2011-12-22 21:50:38
一度でいいから言ってもらいたかった言葉の一つです「一芸に秀でている・・・」と。
やっぱり持つべきは、書を読みて六分の侠気四分の熱のある佳き友です。
ジャガイモ、もう100個くらい植えておけばよかった・・・(笑)
雪見温泉、ええですね~。またいつか英気を養いましょう。
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お見事です。 (matsu)
2011-12-22 21:54:21
素直で真面目な人には天はいつでも味方するようですね。
「経験者の話をちゃんと聞いてその通り実行する」どんな事にも言えそうです。
やがて、自分なりの一番いい方法を見つけて、もっと良いジャガイモやカブが採れそうですね。

それにしてもお見事です。嬉しくてたまらない様子、「コンニャロ~」と言われても書かずにいられませんね。
おいしさもまた格別でしょう。
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kei さん (yattaro-)
2011-12-22 22:06:07
やっぱり行きつくところコンニャロ~ですね。
それにしても先ず先ずの出来栄えでしょ。
ただ、写真だけ見せておいて、味見もさせないというのはけしからん!ごもっとも!!
「もみ殻を混ぜる・・・」これは、細かい砂地の畑には必要ないのです。が、我が家の借地は、山を削った丸っきりの真砂土ですから、弾力性も保水性もなくて、野菜などには向かない荒地です。
なんとか柔らかくして、保水性を保つためにもみ殻や枯れ葉・枯れ草を土に混ぜて、野菜が育つ土壌にしていくんです。涙ぐましい努力の跡が・・・と言うほどでもありませんが(笑)
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matsu さん (yattaro-)
2011-12-22 22:17:34
有難うございます。
我流でやって失敗。行き当たりばったりでつまずき・・・そんな繰り返しが、ようやく聞く耳を持たせるように仕向けられました。
ただ、作物と言う生き物は非情なまでに正直です。
ちょっと手を抜いたら必ずお返しをしてきます。逆に手を掛け目を掛けたら報いてくれます。
物作り、喜びの他にも色んな事が見えてくる思いです。
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