「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「傾聴、2024夏」

2024年07月19日 | 幼馴染の動向

             

7月の初め、高校時代の仲良し同級生から電話をもらった。彼は定年してから割と早い時期に罹患した虫垂炎の癒着大手術によって一気に体力を落とした。それからというもの、色んな合併症に悩まされ、気の毒なほど病気の進行が早く、タケノコクラス会の仲間でもあったが、一番先にリタイヤした。その彼が意外にも元気な声で「久しぶりにみんなと会ってみたいね~」というではないか。

よしっ、彼がその気になったのなら、彼のことを心配していた仲間に連絡したら、簡単に6人集まった。
時季や良し、総合運動公園の木陰で、それぞれ自分好みの弁当でも食べながら、傾聴ボランティアに努めるか、などと思っていたら、唯一仲間の女性から「いくら木陰でも外は暑いからイヤ」とクレームがついた。

それもそうじゃ、運動公園レストランと交渉したところ快い返事をもらって冷房の利いた部屋にテーブルをしつらえてもらって、病気談義の始まりはじまり~。最初に長患いの彼から。なんと彼の年次別発症例を書いたメモを奥様が持たせていた。冷やかされたりヤジられたりしながらワイワイガヤガヤ。途中で「軽い脳梗塞はオレも、オレも」「肺がんのことならオレに任せろ」というヤツもいる。

普段はあまり話さない病気の辛さや痛さ痒さと先行きの不安など、思いっきりしゃべる会にしたのはよかった。傾聴?そんなもんじゃないのが同級生の良さ。互いが喋りそして聞く。考えてみれば、今回のおしゃべり会の中で最も深く大きく患っているのは何のことはない、この俺さまじゃないか。でもどういうわけかなかなか信じてもらえず、やっぱりアンタが一番元気だよという。まいいか、生涯元気をウリで生きるのよ。それでいいのだ。楽しい楽しい一日になった。

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