「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「師走はじまり」

2019年12月02日 | カープ一喜一憂

                         

居間にある電話台の上の壁を定位置として陣取り、年がら年中のスケジュールで小生を追い立てる我が家のメインカレンダー。
令和で初めて迎える師走の教訓として「安らぎの生活は人の働きに感謝するところに生まれてくる」と大書されている。
否が応でも一番目に付きやすいところにぶら下げてあり、月初めの2・3日はこの教訓を目で追う。しかしその後は段々感じなくなる。
只ひたすら行事予定の書き込みだけを追うことになる。

そんな師走初日の予定欄には、午前8時:「海岸清掃」、13時:「タウンリポート」との走り書きがある。
師走ついたちに海岸清掃?などと思いつつも、予定を決める段階では小生自身仲間に入っていたのだ。あれこれ言わずに予定通り清掃予定の海岸へ。寒風の中、少人数に別れ、回収ゴミ運搬用に借り上げた漁船に乗って漂着物のたまり場へ。打ち上げられたプラゴミと、ビン・缶に絞って回収を始める。

  
 風に吹き寄せられた大量のプラゴミ。      回収したゴミを漁船に積み込んで                               小山に積まれた回収ごみ        

本来なら、あの暑い海の日に実施する行事である。しかも地元社会福祉協議会の年間最大イベントで、500も600人もの多くの人が参加してくれる。それが、今年は台風に邪魔されて事業の中止を余儀なくされた。それでも、漂着ゴミを放っておけば再び海に流れ出ることになる。この寒い時期ではあるが少しでも回収しようと呼びかけた。そうして集まったのは20人足らず。

それでも、大量のビン、缶類と、大型プラゴミを小山に積むほどに回収した。
そのことと、カレンダーの教訓との関連を聞かれると返答に窮するが、ほんの一握りの人からでも感謝される活動につながったとすれば、まあそれはそれでよしとしよう。

所詮こういった活動は、人に強制できるものではないし、自らが汗をかき、自らを慰める自己満足の世界である。
師走ついたちに汗をかき、手を汚しておけば、あとはいいことがあるばかりよ、と思いたくなるが果たしてどうかな。

  

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