とんど焼き、イラスト(ネット拝借)
お正月飾りや昨年の初詣で買い求めた破魔矢など、1年間家庭のお守りとしての役目を果たした品々に感謝を込めて、完全に燃やすことで昇華させる「とんど焼き」「とんど祭り」が各地で行われている。
我が住む地域では明後日と決められており、明日はその準備があるという。
中学校2年生も3学期を迎えた孫君が、友達数人を誘ってとんど焼き準備のお手伝いに行くことにしたと誇らしげに言う。地元自治会連合会の世話役から学校の方へ、よかったら何人か手伝いが欲しいという依頼があったようだ。「オレ、参加するからじいちゃん車に乗せて行ってくれ」という。「通学路の途中にある公園なんだから通学チャリで行く方がええよ、帰りも自由になるし」ということでジジは顔を出さないことにした。
本当はジジが一緒に行って、お手伝いとはどういう立ち位置なのか、どんな配慮をするのか教えておくのがいいのかなとも考えた。いやいやそうじゃない、ジジという保護者がいないところで、初顔合わせの地元のじいちゃんたちとどれだけのことが出来るのか。どんな役に立ったのか。それを密かに確かめたかった。後で地元の世話役に尋ねれば孫君たちの行動は全て教えてくれる。
大したことはできないと思うが、昨年11月の海岸清掃では、集めたごみの集積係としてそれはそれは的確な仕事をしていたのを遠くから見ていたので少しは安心している。生意気にこいつめ、何も知らぬような顔をしてジジがやってきた背中を見てきたのかな。などと思わせるふるさとの年中行事のお手伝いである。
大いに尻を叩いて応援してやろう。クラブ活動の指導も学校から地元有志に引き継ごうという時代。学校と地域の橋渡しになる活動は大切である。