「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「身も心もその気に!」

2021年11月10日 | つれづれ噺

              

左肩の故障が高じて、ついに人為的な修繕補修を余儀なくされた。
パーツ交換というところまではいかず、現状装備をやりくりして復旧させようということである。

それも、肩周辺の皮膚を切開するわけでもない。患部にちいさな穴を二つ開けて内視鏡による精密手術をするという。そんな現代医学の現実を身をもって体験できることは、有難さはもちろんあるが、ほんのわずかの不安がないこともない。
正直な話、4年前に行った蓄膿症治療も内視鏡による手術であったが、こちらは今もって鼻詰まり感という不具合に悩まされている。
しかし今回は、整形外科でも肩治療専門というオーソリティを紹介して頂いたのだから、医師を信じて一緒になって闘うしかない。

そんなわけで今日は、改めてCT検査や、麻酔科医師との全身麻酔の功罪やリスクなどの説明にほぼ1日を使った。
中でも驚いたのは、全身にサランラップを巻き付けられて、術後の肩部分を完全固定する装具の型取りを体験したことだ。
それこそ目の前で巾広のサランラップを、ズボンやTシャツの上から遠慮なく巻きつけていく。首・肩・背中・胸からお腹までビッシリ巻く。

つぎに、専用の速乾性石膏を塗布した分厚いガーゼを、身体の凹凸や曲線に合わせて固定するように貼り付ける。軽く叩きながらまた貼り付ける。何度か繰り返すうちに石膏が固まっていくのがわかる。
「ハイ、出来上がりです」の言葉と共に、左腕は自由を失っている。カッターで切れ目を入れてうまく外したら「体幹装具」の出来上がり。昔はギブスと言っていたのに、今日はギブスという言葉は一切出てこなかった。

この体型で術後3週間?4週間?固定される。気が遠くなるような不自由な生活だが、一時の辛抱、と身も心もその気に染めて、頑張るのだ。その間、お一人様生活になるカミサンがちょっと心配。

コメント (2)
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