「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「乗り掛かった舟、無事出港!」

2021年03月20日 | 地域活動

                                                        
                   完成・お披露目に向けて、額入り記念写真を!!

自治会長に就任が決まった直後の、昨年3月16日。正式な第1回目の役員会を招集した。ちょうど1年前の話である。
このたびの会長受諾には確固たる信念を持っていた。それが「自治会事務所設置」という一つの挑戦でもある。
最初が肝心とばかりに第1回目の役員会で、自分の思いをテーブルに乗せた。6人の役員さんそれぞれの気持ちを確認しておくために。

一切の公共施設を持たない我が自治会の運営は、自治会長自宅が会議室で、役員会のたびに個人の家に上がり込む状態が27年も続いて来た。
もっとも、ほとんど活動しない自治会なので、役員会も極めて回数が少ない。その状態がまかり通って来た。
「違うな~」「このまま行くと自治会脱退者が増えてやがて機能しなくなる」「人間として最も身近な集団生活の場『自治会組織』なんとかしなければ」などという、どっちでもいいようなことに必死になってしまった。

そんな話を少ししただけで、役員さん全員が「是非やりましょう」の賛同を与えてくれた。あながち間違った提案でもないかな?などと後ろを振り返りながらではあるが兎に角スタートした。つまり、向こう岸の見えない波間に向かって、いつ沈むかもしれない小舟を岸から放した。
市役所の担当部署に足を運び、担当者と顔なじみになるほど色々食いついた。おおまかな仕組みを心得て、地元自治会員に「提案書」配布。

紆余曲折あって、兎に角自らの1年しかない任期の中で結果を出さなければならない。いささかきつい面もあったが、これぞ乗り掛かった舟。
沈まぬように、流されないように舵を取った。なんとか、ぎりぎり3月20日で完成、お披露目まで到達した。

朝から雨、という予報をなんとかひっくり返して「晴れ男の本領発揮」とばかりに、自前のテントと椅子テーブルを前庭に据えて、完成お披露目の見物客を待った。約3時間。そんな気持ちが報われるほど甘い世の中ではない。訪れたのは顔なじみの10人そこそこ。役員合わせて20人弱。まあこんなもんだ。云ってみれば人の手柄みたいなお披露目に簡単に寄っては来ない。

次期会長が最初から来て最後までいてくれたのがせめてもの慰みだ。それでいい。設置の提案に対して92%の賛成を得てやったことだ。間違ったことをしたわけではない。必ず評価される日が来るよ、と役員さん全員にお礼を言って、お披露目セレモニーを終えた。
これ以上ない三枚目を演じた舞台の幕が間もなく閉じる。お疲れさん、有難う役員の皆さん。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい