「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「頂きもの」

2019年11月23日 | つれづれ噺

              
                      限りなくブリに近いハマチの頂きもの

  " 旬の味 小皿に乗せて 垣根越し " とは、仲のよいお隣同士が、旬の食べ物を小皿に載せてお裾分けするという、我が国古来のよき風習を川柳で詠んだものである。これまでにも何度か使わせてもっらっている。

今回の頂きものは、小皿どころか、大きな大きな皿鉢でも間に合わない、限りなくブリに近い大型ハマチである。
夜遅くに知人から「お魚食べてくれない?」との電話を頂いた。せっかくのご厚意、無駄にしてなるものか。急ぎ取りに行ってもらってきた。
活魚をさばくには水を流しながらがよい、と聞いてはいたが、これほど大きくては流しのタンクに収まらない。
流水をあきらめて、シンクの上で必死にさばく。この作業は小生は応援専門で、必死に包丁を扱うのはカミさんである。

悪戦苦闘の末三枚に卸し、試食をがまんして冷蔵庫に保管。明日の晩酌はお腹が太るほどの刺身に、アラの甘辛煮つけを楽しもう。
さてこのブリという魚。出世魚であることは先刻ご承知の通り。ただ、地方によって様々な呼び方をされている。

たとえば、ネット検索で最初に出てくるのは、関東方面の通常の呼び方である。
稚魚ーモジャコ、20㎝ーワカシ、40㎝-イナダ、60㎝-ワラサ、80㎝-ブリ、と呼んでいるそうだ。

関西・中国地方では、稚魚ーモジャコ・ワカナなどと呼ぶ。20~40㎝をヤズ、40~80㎝を大ざっぱにハマチと呼ぶ。それ以上をブリと呼んでいる。
同じ出世魚でも、地方によって呼び名は色々異なるが、味に大きな違いはないと思っている。
今回の思わぬ頂きものの呼び名こそどっちでもよくて、いかに料理し、いかにおいしく頂くか、いかに生ごみを出さないか。これが問題である。

旬の味は小皿に乗って垣根越しに届くのも有り難い。たまにこうして大型の旬の味が届くのはもっと有難い。これも近所の縁や人の縁のお陰なのだろう。  

コメント
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