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「キズナスタジアム岩国」

2018年01月06日 | ニュース・世相

         
               キズナスタジアム岩国

岩国市街地のほぼ中心に陣取る「愛宕スポーツコンプレックス」。
この命名について福田良彦市長によると「『コンプレックス』という言葉に若干の違和感があり、反対意見もかなりあった。が、この場合のコンプレックスとは、『総合的なとか多様性のある』という意味の使い方で、総合的なスポーツ広場としとして活用するため、この名前にした」と直に説明を受けた。

そんな愛宕スポーツコンプレックスの一角に誕生した「キズナスタジアム岩国」。観客約8000人を収容可能で、高校野球の公式戦もできる仕様となっていて、ナイター設備を備えた野球場である。

そのスタジアムに2月1~3日。広島東洋カープ2軍がミニキャンプを張り、公開練習をするという。
岩国市には由宇町にカープ2軍の本拠地ともいえる由宇球場がある。そこまで足を延ばせば2軍の練習も、公式戦も楽しめるわけであるが、今回は市街地のど真ん中で2軍の練習がみられることに意義がある。
何はおいても覗いてみたい。実は昨年11月4日にオープンした「キズナスタジアム」の中を未だ覗いていない。
この機会に是非是非、スタジアムの施設見学と合わせて足を運ぼう。雨に邪魔されなければいいが。

考えてみれば、この山口県の中でも、高校野球の公式戦仕様の野球場が無いのは岩国市くらいのものだった。
甲子園大会の予選は、お隣の柳井市に行かなければ試合が出来なかったのである。「行政は何をしとるんじゃ」と怒りの声も上がっていた。遅きに失したが、ここにきてようやくその寂しさからは解放された。
とはいうものの、このスタジアムは米軍岩国基地への空母艦載機移転と、愛宕山地区への米軍住宅建設の見返りに岩国市が国に要望した運動施設の一つなのである。防衛省が60億円をかけて建設し米軍に引き渡した。今後は日米の共同使用であって、施設管理権は基地側にあるという。もろ手を挙げて喜べるものではない、という曰くつきではある。

岩国歴史を振り返ってみても、常に基地に依存し、基地とともに栄えて来た事実は厳然とある。
基地の存在については賛否両論それぞれある。ただ一つ、国を守るための米軍基地を容認し、共存しようとすることが絶対悪であるかのような発言にはいささか抵抗を覚える。全国各県に国防という名の米軍基地を持つという提案もありなのかもしれない。これ以上、沖縄と岩国への二極集中は願い下げたい。

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