今年の暑さと水不足で熱中症にやられたヒノキ
一足早い紅葉かな?などと呑気なことを考えていたら、とんでもない話であった。
窓越しに見える隣の空き地のヒノキが枯れた。
地主夫婦が苗を植えてかれこれ20年。高さ約8m、幹の直径は30cmにまで成長していた。
天辺はヒヨドリの展望台兼見張り台に、茂った枝葉はスズメの避暑地となり、他にも多くの小鳥たちのサロンになっていた。
連日の猛暑に加えて、極端に雨が少なかった今年の夏。元気盛んなヒノキの若木さえも、熱中症に侵されてしまったようだ。
苗を植えた当時は地主夫婦も元気で、時々は耕運機で雑草を取り除くなどの手入れをしていた。
そんな地主夫婦も今は亡く、後継者のいない600㎡もの土地は今や荒れ放題となっている。
これまでヒノキの成長を楽しみ、優しい緑に目の保養をさせてもらったお礼に、新たな苗木を植えて小鳥たちのサロンを取り戻そうか、
などと考えてもみるが他人様の土地では手を出すこともままならない。
とはいえこのまま放置して荒れすぎると、害獣も住み着くことになりそうだ。速やかな対策を行政にお願いする一方で、向こう三軒両隣が協力して、空き地被害を食い止める方策を講じる必要がありそうだ。
ただ、空き地に接する7軒のうち、1軒を除いては紛れもない高齢者ぞろい。自衛活動も思うに任せない。
それでも、自らの安心安全を守るためには、住民同士の協力体制を作り上げ、その上で行政との協働体制を構築するのがいいのかな、と思うのだがさて、どうしたもんじゃろーのー。
いずれにしても、熱中症は怖いものである。あの元気盛んなヒノキさえ枯らしてしまう威力を持っている。
家の内外、昼夜を問わず、適度な水分補給と、涼しさは欠かせない。峠を越した暑さだが、ゆめゆめご油断召さるなよ!