「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「英姿颯爽(えいしさっそう)」

2016年09月02日 | 季節の移ろい・出来事

       
         自由に演じる、クラス別出しもの       「鵬雲祭」のプログラム

待てど暮らせど降らなかった雨を待ちながら、連日の猛暑酷暑に耐えた8月。
爽やかな秋風を期待して、やっと9月を迎えたというべきか、早くも9月かと思うのか、いったいどっちなんだろう。
9月1日は、関東大震災の記憶を呼び覚ます意味で「防災の日」と決められ、例年なら二百十日と重なることが多い。
今年はうるう年の関係で、立春から数えて二百十日が8月31なので、防災の日と一日ずれたことになる。

9月を迎え、それぞれの秋を感じ始める中、田んぼという田んぼを黄金色に染める稲穂の波を眺めながら、「文化祭に来てみない?」と、それとなく誘う孫兄ちゃんの言葉に乗って、この4月に入学した高校の「文化祭」見学に、往復320㎞のドライブをしてきた。
木・金・土、3日間にわたる文化祭・体育祭は、以前から「鵬雲祭」と名付けられ、英語レシテーション、ミュージックコンテスト他、手作り焼きそば、炊き込みご飯販売など多彩な催しが、全て生徒達の手で進行されていた。

繁華な人込みから遠く離れた、田舎町の森と農地に囲まれた、通学も全寮制も備えた高校。
文化祭も素朴な味わいが随所にみられ、その緩さ加減や、おっとりした雰囲気は、自然に笑いがこぼれる真面目さと幼さを秘めている。
ここでも女性の力が優先していて、その好感度は高いものがあるように思えた。

今年の鵬雲祭スローガンは、『英姿颯爽』と、墨蹟鮮やかに大書してあった。そしていろんな思いが込められていた。
英姿・・・堂々として勇ましいこと。 
     堂々とするためには十分な準備や訓練、そして、それに支えられた自身が必要です。
     勇ましいためには、困難と思われることにも挑戦すること、怖さを乗り越え困難に立ち向かうことが必要です。(校長先生の注釈)
颯爽・・・清々しい印象を与えるきちんとした態度や動作の様。
     個々の生徒はもちろん、一つの集団である学校全体についても「英姿颯爽」にふさわしい姿であってほしいと思います。
     (校長先生注釈)などと、22ページに及ぶプログラムの1ページを飾っている。

完全寮生活を初めて半年近く過ぎた孫兄ちゃん。どんな生活ぶりかを覗いてみたかった。
ジジバカ丸出しだとは思うが、まずまず自分の立ち位置を確保して楽しんでいる様子に一安心。

自分にできなかった「英姿颯爽」を孫兄ちゃんに求めるわけではないが、出来ればこんな高校生活を送ってほしいと思う秋のはじめである。

コメント (4)
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