交通事故多発
5月21~23日の3日間で、重大交通事故が3件発生し、計4人が死亡するという事態に至った岩国市。
6年ぶりの「非常事態」を宣言し、安全運転の徹底を呼び掛けている。
岩国署管内では、死亡事故と重傷を含む負傷者2人以上の交通事故は、3月以降に計6件相次いでいるという。
そのうちの3件が、我が住む町を東西に縦断する国道188号線で発生している。
いずれの事故も、一方のクルマが中央線を越え、対向車線にはみ出して起きた事故だという。
「比較的交通量が少なく、スピードを出しがちになる。カーブが連続する場所もあり注意が必要」と警察署は警鐘を鳴らすのだが。
朝に夕に、クルマに乗ればすぐに国道188号線に出るしか動きが取れない沿線住民にとって、身の縮む思いの結果となっている。
非常事態宣言のお蔭で、パトカーの巡回などは増えるのであろうが、ネズミ取りの強化はほどほどに願いたいものだ。
通勤時間帯の大渋滞は、耳にタコができるほど言われてきた「通勤難所」の188号線。
これまでにも渋滞解消要求を求めて、何度大声を上げてきたことか。
旧岩国医療センターの移転に伴い、ホンのわずか自然的渋滞解消はあったものの、適正でない信号位置などは解消されていない。
高架にすると渋滞緩和に大きな効果をもたらすと思うのに、地域住民の反対で実現しない箇所もある。
地域住民の生活を脅かしてはならない。これは絶対条件だとは思うが、これから先の長い年月を考えると、国道の整備も欠かせない。
問題は、地域住民の要望を満たす形で、海岸線を活用するとか、地下を模索するとか、方法はいくつかあるように思う。
ま、それもこれも所詮素人考え。
それより先に、ハンドルを握ったら、「スピードは控えめ、車間距離は多め、中央線をはみ出さない」くらいの最低限と、ちょっと優しさのある思い遣り運転を心がけ、先ずは自分の身を守ることに徹さなければ、と改めて思う。
非常事態宣言、名目だけで終わらせないようにしなければ。