中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

見まわりは西野水道から山本山、磯野山へ

2015-10-17 21:54:01 | トレイル日記

大崎峯山、菅浦大峰、磯野山と湖北の琵琶湖湖畔の山をめぐり、今日はとどめの山本山へ。

これまで賤ヶ岳、大平良山だけであったが、それぞれに琵琶湖大観が味わえて湖北にふさわしいものです。

山本山は賤ヶ岳からの歩道が整備されていて縦走する人が多い人気コースですが、先の山梨子や今回の西野水道起点にすると湖畔の自然豊かな水辺から登ることができ、トレイルクラブでは改めてここから琵琶湖・淀川の源の山々まで歩くことをおすすめしたいと思っています。

磯から見る竹生島やつづらお崎はとても新鮮で、稜線の歩道へ出ると古保利古墳群があり古墳時代初期から末期に造られた133基の古墳があるといわれていて、ここは単なる自然境ではなく古代からの一大中心地でもあったことがわかります。

その間に阿曽津千軒跡へ、西野木戸港、片山と熊野を結ぶそれぞれの峠道が越えていて、これらを知れば折々眼下に開ける湖北平野の美しい農村風景も違って見えてきます。

それにしてもその先に聳える余呉の山並や横山岳、金糞岳(写真からはみ出していますが)は圧巻です。

さらに山本山へ登ると中世の山城跡が見事に残り、三角点など本丸跡の一角にあるのもおもしろいところです。

引き返して登る磯野山も規模の大きい中世の山城跡があって、これらがその後の姉川合戦、賤ヶ岳合戦にどうつながってゆくのか想いを巡らせていると、足取りが一向に捗らないので困ってしまいます。

道が整備された低山縦走は高低差が少なく、気合を入れて少し頑張ると遅れが取り返せるのでなんとか予定時間に西野水道へ戻ることができましたが。

来春からのトレイル歩きにこうした手軽に楽しんでいただけるコースを組みこんでゆきますので、乞うご期待です。

 

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