中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

今日ですべてのコースのテープ付け完了

2011-04-03 21:03:44 | トレイル日記

菅山寺ループに続き、今日は中央分水嶺で唯一コースが未着手であった新道野峠から点標大師走へ。
峠の蕎麦屋さんの向かいから林道新道線に入り、林道が尾根に出たところから中央分水嶺の尾根を登る。
いきなりのササで参加した人の不安をよそに、下見で承知ずみなのでかきわけてしばらく進むと境界ぞいにケモノ道が現れる。
ササも薄くなり、残雪も出てきたところでスノーシューをつける。
時折雪がなくなるがかまわず登る。
ササの上にスノーシューを置くと一面押し倒し、ツメもしっかり効いて至ってスムーズ。
この道具がヤブコギに有効だということに一同納得。
尾根頭を越える正体不明の立派なアンテナが現れ、ここから上に歩道がのびる。
振り返れば大浦越から深坂峠で間近に見た岩籠山や、東ヶ谷山ごしに乗鞍岳が姿を見せる。
さらに登れば、敦賀湾と敦賀半島西方サザエの山並みが絵のような美しさ。

林道終点を横切り、道なき尾根を登ると南側は琵琶湖の大観が広がり、やがて三等三角点の点標大師走山頂へ到着。

いつものトレイル標柱を立て、三角点のまわりのササを少し切ってきれいにする。
風が冷たいので三方ヶ岳へ向けてさらに進みくぼ地で昼食。
テープ付けができてなかった区間を歩き通し、展望のすばらしさを実感できたことで気分は爽快だ。
これで、ササを刈りながらくり返し歩くことでトレイルはまちがいなくカタチになってゆくからだ。
またブナの混じる自然林の尾根は、ヤブが多い西浅井区間の中で貴重だ。
やがて沓掛の先からの巡視路と合流し、皆で労をねぎらいながら意気揚々と三方ヶ岳山頂へ。
天気もこの頃からすっかりよくなり気温も上がり、春のトレイル気分で集福寺から奥麻生への古道の峠へ歩を進める。
そしてまたまた探査モードに戻して、この古道を集福寺へ下ることに。
大きく蛇行しながら谷へ斜面を降りるところまでは道形はしっかりと残っていたが、さすがに谷道となるとほとんど消えてしまっていた。
それでも下るほどに断片的に道形が現れ、スギ林のなかに両側に石垣の立派な棚田跡もあったりで、この集落の豊かな古層をうかがい知ることができた。
道は十分修復可能であり、トレイルの貴重なエスケイプルートとして使えることがわかり、これまた今日の大きな収穫となった。

トレイル歩きは楽しい。
雪融けが進みこれから春本番となり、だれでも気軽にトレイル歩きが楽しめる季節。
皆さんの足取りにあわせて歩きますので、気兼ねなくご参加を。
余呉特産トレイル弁当(事前申し込み要)もおいしいですよ。
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