
トレイルクラブルームのあるウッディパル余呉の北側には下丹生山と砦跡のある東野山、南には菅山寺のある大箕山がそびえる。
標高500mたらずの低い山だが、自然林が残っていて思いのほか深山の面持ちであり、何よりも淀川水源の森の名山、横山岳、上谷山、安蔵山、妙理山、七々頭ヶ岳や余呉湖などが随所から望めるのがいい。

賤ヶ岳合戦をひとまわりする歴史と自然回廊のスタート、ゴールの場所であり、手軽に森歩きが楽しめる場所としてトレイルツアーの合間をぬって整備を始めている。
先日は下丹生山から東野山をめぐり、今日はウッディパルから歩いて菅山寺へ行き別コースで帰ってくるループコースを整備に行った。


林道を使って行くのとちがって自らの足で赤子山スキー場から尾根伝いに登ると聖地の森はひときわ感動的。
花は残雪が多くてまだこれからで、先日同様マンサクとショウジョウバカマだけであつたが。

そして周囲の最高点481.8mの三角点ピークは、寺の山号である大箕山と呼ぶが、周囲を林道が通るがそれもまったく気にならない静かな森でよかったし、林道を横切り北にのびる尾根を進み、ウッデイパルを眼下に送電線巡視路を下る道すがらも味わい深いものであった。

新しいルートの整備というが、現地へ足を運べば実際はかつての山仕事の道が断片的に残っていて、それを手を加えて新たな価値を付加しリニューアルし、余呉トレイルとして次の世代へ伝える作業に他ならない。
今後余呉の森として整備を進め、スタートトレイルとして多くの人の歩く森の小径となり、メルヘン余呉にめざめ縦横にのびるトレイルへ旅立ってもらうことができればそれはとても素晴らしいことだと思う。
明日は先日の大浦越から深坂峠に続き、新道野峠から点標大師走を経て三方ヶ岳のツアーの日で、みなさんもリレーのように待ったなしでバトンをつなぐトレイルウォーカーになってみませんか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます