中央分水嶺・淀川水源の森 余呉トレイル

奥琵琶湖の豊かな自然と歴史に親しみ地域活性化を願う余呉トレイルクラブが、余呉トレイルについて情報を発信します。

大黒山と妙理山をつなぐ尾根で水場発見

2010-06-23 08:59:40 | トレイル日記

梅雨空をにらみながら椿坂の砕石場からの道を登る。
土砂降りになれば大変、日差しが出ても暑くてやっかいであり、曇り時々小雨というのが体力の消耗が少なく歩きやすい。
781.3三角点峰へ汗まみれで着き、まずは石標のまわりの草を刈りきれいにする。
登ると好んでこれにタッチする人が多く、地図測量から登山人生の基点としての役割まで担う大切なもの。
儀式が済んだら南東にのびる尾根を進む。
余呉川側は杉林、丹生川側はブナ林で、尾根には踏み跡が続く。
ササに埋もれた山道が多いなかで、ここは珍しくけもの道として今もよく使われているようだ。
砕石場のある谷から下谷川の流域に移ると、杉林はなくなるものの踏み跡は続く。
独標795で木立ち越しの行市山方面の展望を楽しんだ後は、妙理山への登りとなる。

最後は尾根というより急斜面という状態だが、その登り口は丹生川側に横谷があって水音が間近に聞こえてくる。
藪をかきわけて降りてみるとすぐにか細い流れに出会う。
水の生まれる場所に近いようで、冷たくておいしい水だ。
水場1分、これは貴重な発見。
元気がよみがえり、急斜面を登りきると先日通った椿坂からの西尾根上部へ出る。
ここから妙理山頂上を往復して、西尾根の道を手入れしながら下った。
先の行市山ほどではないがササユリも顔を出してくれ、疲れも吹っ飛ぶ。

大黒山から妙理山まで縦走が可能となったことで、淀川水源の森ルートの全貌がはっきりと見えてきた。
来月からの、トレイルクラブ中央分水嶺・淀川水源の森オープンワンデリングで多くの人に歩いてもらうのが楽しみだ。
トレイル歩きの楽しさを伝える側としては、7,8,9月に行う研修登山でスキルアップをはかり、万全を期したいと考えている。
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