余呉赤子山から浅井高山へのルートで、何度か通ったもののルートが定まっていない川合と呉枯ノ峰の間を決めておかなければと、川合の式内社佐波加刀神社からスタート。
この神社への道は高時川の吊橋につながることからもっともふさわしいルートということで神域に入ると、幸いなことに送電線巡視路入口となっていて、右岸尾根を進むと鉄塔へ出てその先もけものみちが続いていてぐんぐんと尾根を登ると山仕事道と合流して稜線へ出る。
見覚えのある二次林ながら鬱蒼とした森からは高低差も少なく、ルート確定もできたことで鼻歌まじりで山仕事道を進むと、20メートル余り先に何やら黒いものがうろうろしているのが目に入る。
近くの木も皮が激しく剥がされている。
すぐに身を隠すことができたので相手に気づかれなかったようで、しばらくアニマルウオッチング。
なかかな立派な体格のクマで、成獣になりたてのオスのようだ。
しばらくして木之本側へ下ってゆくのを確認してから、呉枯ノ峰山頂へ向かう。
一等三角点の山頂でヤマメシとし、自然境を噛みしめながら至福のひとときを過ごした後は田上山コースを下る。
式内社意富布良神社から木之本のまちなみを抜けて、前から気になっていた古道アットリ坂旧道を進み川合へ戻るが、小一時間のいいウオーキングコースであった。
トレイル歩きは山だけでなく、麓の古道を使って地域をつなぐと古層の湖北だけに味わい深いものがあっていいものだ。